「これも性教育だよ?」女子高生の娘の前で…。父親の違う8人の子を育てる女性のリアル。これも一種の多産DVなのか?
【続きはこちら】「これも性教育だよ?」女子高生の娘の前で…。父親の違う8人の子を育てる女性のリアル。これも一種の多産DVなのか?
#妊娠
#出産
#DV
2025.1.18
0
不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
【前編のあらすじ】中島莉子さん(仮名・38歳)は幼稚園で働くなかで多くの多産DVを疑う家庭を見てきたと話す。そんな莉子さんを慕っていたのが同じマンションに住む多産妻。なんと子どもの父親が次々と変わる人で、避妊をすることはないと言ってのける始末。その裏に隠れているものを感じて…。
---------------------------------
©︎GettyImages
「結婚前まで住んでいた古いマンションにいた家族で引っ越してきた時にはすでに5人の子供がいました。その後、2人の子が生まれ、今8人目を妊娠しているんです」
A子さんは避妊はしないと豪語していたそうだ。
「夫婦なんだし当たり前とか言ってて、マジで怖いなと思いました。それにね、1番上の子の高校生の女の子なんですよ。そこに男が出入りしているってやばくないですか?性に関わる価値観どうにかなっちゃってんのかな?」
しかし、A子さんはおかまいなし。
#妊娠
#出産
#DV
2025.1.18
0
不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
【前編のあらすじ】中島莉子さん(仮名・38歳)は幼稚園で働くなかで多くの多産DVを疑う家庭を見てきたと話す。そんな莉子さんを慕っていたのが同じマンションに住む多産妻。なんと子どもの父親が次々と変わる人で、避妊をすることはないと言ってのける始末。その裏に隠れているものを感じて…。
---------------------------------
©︎GettyImages
「結婚前まで住んでいた古いマンションにいた家族で引っ越してきた時にはすでに5人の子供がいました。その後、2人の子が生まれ、今8人目を妊娠しているんです」
A子さんは避妊はしないと豪語していたそうだ。
「夫婦なんだし当たり前とか言ってて、マジで怖いなと思いました。それにね、1番上の子の高校生の女の子なんですよ。そこに男が出入りしているってやばくないですか?性に関わる価値観どうにかなっちゃってんのかな?」
しかし、A子さんはおかまいなし。
「女子高生の娘にエッチ見られたことあるよと言っているのを聞いたとき、背筋がぞっとしました。ありえない…」
ーリアルな性教育?
「ヘラヘラ笑ってて…どうかしてますよね。8人目の子どもの父親はおそらく7人目とは別の人物だと思います。出入りする男の人が変わったので。ある時、聞いてみたんですよ。これ以上育てるの大変じゃない?避妊をするなり、堕すなりすること考えたらって。おせっかいですけど…。返事に驚愕しました」
ーでも相手も産んでっていうから。
ーリアルな性教育?
「ヘラヘラ笑ってて…どうかしてますよね。8人目の子どもの父親はおそらく7人目とは別の人物だと思います。出入りする男の人が変わったので。ある時、聞いてみたんですよ。これ以上育てるの大変じゃない?避妊をするなり、堕すなりすること考えたらって。おせっかいですけど…。返事に驚愕しました」
ーでも相手も産んでっていうから。
「おそらく、ですけど、8人のうち何人かは未婚のまま産んでいるんでしょうね。そうじゃなきゃ、認知とかなんかおかしいですもん」
とはいえ、A子さんは他人だ。何もしてあげられなかったと莉子さんは思う。
「知能の問題なのか、それとも環境の問題なのかはわかりませんが、冷静に考えることができない状況下にあるんだと思いましたが私にはどうすることもできません。上の子たちは学校にも行ったり、行かなかったりしている様子でしたし、もしかしたらヤングケアラー的な感じなのかもしれません。市の人が来ているのも見たことがありますが、何かが改善するような雰囲気は感じられませんでした」
莉子さんは思う。
とはいえ、A子さんは他人だ。何もしてあげられなかったと莉子さんは思う。
「知能の問題なのか、それとも環境の問題なのかはわかりませんが、冷静に考えることができない状況下にあるんだと思いましたが私にはどうすることもできません。上の子たちは学校にも行ったり、行かなかったりしている様子でしたし、もしかしたらヤングケアラー的な感じなのかもしれません。市の人が来ているのも見たことがありますが、何かが改善するような雰囲気は感じられませんでした」
莉子さんは思う。
2025.1.18
0
「こういうのって連鎖なのかな?って思います。だってこんな奔放なお母さんのもとに生まれたら、それが当たり前って思うわけじゃないですか。恐ろしいことですよね。どうやって食い止めればいいのか、さっぱりわかりません。引っ越してしまったのでその後の状況はわかりませんが、そろそろ生まれる頃だと思います。どうしているかな?」
今回のケースが専門的に見たとき、多産DVと言えるかどうかはわからない。しかし、大きな社会問題であることは明白だ。多産の裏に隠れた闇を見て、何かできないものかと考えあぐねてしまう取材だった。
取材・文/橋本 千紗