おすぎさんは何年か前に 「眼のガン」 をわずらったそうです。それまで、「死」は必ずくるとは思っていたのですが、その時初めて、ほんの目の前に「死」を感じたそうです。(手のひらを目の前数cmにかざして、表現してくれました)
幸運にも、死を免れて、今を生きているのですが、 「なにかの使命のために生かされている」 という感覚が今の生活に強く作用しているそうです。そのひとつの活動として、「日本チェルノブイリ連帯基金」への協力があります。
「協力が形になって表れるもの」 として、 「お金が一番良いのよ。皆さん、しっかり募金して!!」 とおっしゃっていました。でも、ちっともいやらしくはないんです。お金、お金と連呼しているのに、卑しさを感じませんでした。それどころか、 「少しは募金しなくては!」と思ってしまうほどです。こころの中に「卑しさ」がないからなのでしょうか。
鎌田さんもおっしゃっていました。おすぎさんは1人で1日に 「59万円」の募金を集めたそうで、最高記録とのことです。お客様を迎えるときに「募金箱を持って」、途中の休憩にも持って、お客様を見送るときにも自分で募金箱を持って、一生懸命に協力をお願いしたそうです。
お金にも、きっと、「心」があるのでしょう。清い心には清いお金が集まるような気がします。一層活躍をお祈りいたします。