信州四賀から

斉藤一徳が信州四賀の情報をお届けします。

「ツッツク」 逝く

2006年04月19日 | 徒然日記

 「元気なツッツク」

 

 昨日、うちで飼っていた チャボの「ツッツク」が亡くなりました。


 数日前から小屋の片隅で、一日中半分目を閉じた状態だったので、もうじきだとは思っていたのですが残念です。


 このチャボは、数年前に小学校の子どもたちが道端に捨てられているのを拾ってきました。オスの「シロ」とメスの「コッコ」「ツッツク」です。

 小学校で飼われ始めて、急に元気になり、また卵を産むようになったそうです。毎年、2年生がチャボの飼育当番で、長男も1年間みんなとめんどうを見ました。


 ところが、昨年、「鳥インフルエンザ」の影響で、学校では飼えなくなり、児童と先生の家庭に引き取られてゆきました。その1羽が、うちの「ツッツク」です。


 うちにきた当初も、元気がなく、「来たばっかりなのにダメかな?」と思っていたのですが、暖かくなって、野草を食べ始めるととたんに元気になってゆきました。小屋から出たいと、入り口の戸を開けた私の手を「ツッツイタ」事さえありました。


 冬の寒さを何とか乗り切ったかと思っていた矢先、やはり歳には勝てなかったようです。


 昨日の夕方に、子どもたちと近くの山に埋めに行って、お墓をつくってあげました。みんなでおまいりをしたとき、私がふと、「ありがとうね」といったのを聞いて、「なんで、ありがとうなの?」と聞いてきたので、「ツッツクのおかげで楽しい事がいろいろあったからだよ」と答えました。子どもたちも納得したようで、みんなで「ありがとう」と言って、お別れをしてきました。今度の日曜日には、お供えを持ってお墓参りにゆきましょう。



 

コメント (10)
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