土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

戦後の植林材で、新しい高知の文化を創る。

2008年05月30日 23時17分25秒 | Weblog
アイビーログ工房の土台は、15センチ角の桧を使います。三原村のポスト&ビームも、15センチ角。今回は三原村産の桧で、作りました。昔から、土台には、栗、杉の赤身、等と並び、防虫成分があり腐りにくいと、よく使われていました。杉と比べ、成長が、同じ大きさまで育つのに、20年~25年余分にかかるので、高価な材ですが、家はやはり土台が大事なので、使っています。普通は12センチ角なのですが、構造材が大きく、ホゾ等仕口が大きいので、この大きさを使っています。この大きさの角材が取れるのが、樹齢50年前後の桧なのです。アイビーログ工房では、大体、戦後植えられた50年前後の、杉、桧材で家を建てています。これは理由があり、杉だと、十分な大きさ、末口26センチから32センチ前後の材に育っていて、じゅうぶんに立派な、ログ材としても使えるのと、今は数少ない、100年、200年の材は、製材して仕上げざいに使うのが良いと思っているからです。昔は天然桧の大きな材や、希少な良材を使う事が、良い家だと言う風潮があり、又その選ばれた良材で、腕の立つ職人が創った家は、確かに素晴らしく、今の時代にも残って昔の職人文化を伝えてくれています。しかし今は、そんな時代ではなく、今ある木材でいかに、100年~200年立ち続ける建物を立てる事こそ、大事だと思うからです。角材にして、この強度を得ようとすると、最低100年生の材が必要です。その土地にある普通の素材を使い、最良の物を創り育てるのが、その土地の文化なのです。今高知には、戦後植えられた、手を入れなければならない、50年前後の杉、桧が、それこそ山ほどあるのです。この木で新しい高知の文化を作って行きたいと私は本気で思っています。職人を育て、樹齢50年前後の木で100年~200年立ち、愛される家を作ります。応援して下さい。