土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

安いでは無く、愛せる建築を選ぶ時代。

2013年11月15日 08時44分20秒 | Weblog

今朝の新聞を見て驚いた。台風30号で甚大な被害を受けたフィリピンレイテ島の状況の、間接的責任が日本にもある事だ。なんとフィリピンの森林率は現在少し復活して26パーセント。1934年に69パーセントあったのが1990年にはなんと22パーセントまで激減したとある。日本の商社が乱伐し、南洋材を輸入したのが主な要因だとあります。商社のその場しのぎの戦略もありますが、日本の消費者に環境意識の知識がなかった事が主な要因です。現在高知は84パーセントの豊かな森がありますが、多くの住宅は、未だに合板の家が建ち続けています。信じられない事に、未だに7割を超える木材が輸入されているのです。効率が良く、安いと言う事だけで。プレカット工場に見積もりを頼むと、外材の方が少し安いですがどちらにしますか?と聞かれる。ここは木の国高知なのにと思うが、今の家はだいたい建ってしまうと、構造が見えない家がほとんどなので、材料がどちらでも、建て主にとって変わらない。だから合版も、安全な4スターの建材を使っているので安心ですと言われると、何か安心してしまうのだろう。しかし私は、そう言う家に入ると、かなり気分が悪くなる。木の家と言うけれど、アイビーログ工房の建てる家とは、全く違う建築。消費者に知識がないと、安いに流されるのは仕方ないのだろうが、家は、自分が使うだけで無く、次世代その次の世代も使う可能性のある物です。建った後で後悔する事になってしまいますし、建てる人は、壊す時のことまで考える必要が、今の人にはある時代だと考えています。。長く建っている建築には訳があります。愛される建築だと言う事。他の国の森を壊した木材で作られた家を、愛する事ができるでしょうか?私は愛せない。これからは、安いでは無く、愛せる建築を選ぶ時代です。知識は力です。