先日O邸の地鎮祭があった。何時も天気が良ければと思うが、今回は気持ちよく晴れてくれました。薫風香る季節。本当に暑くもなく寒くもない、気持ちの良い風が吹く日の式でした。
この式を行ってくれた神主さんは、30数年程前、僕が初めてログハウスに関わった時に、一緒に丸太を刻んだ事がある人で、アイビーログ工房が、香美郡で家を建てるときは大体お願いしています。彼は、式の手順や言われ等、丁寧に教えてくれます。これは、式に参加してくれる人にとって大切な事だと思います。訳も知らず、ただお願いするだけでも良いのでしょうが、意味を知ると、退屈なその時間が、とても大切な時間に変わります。知識は力。建築家や大工も、木の家を建てる意義、良さを、語って行かなければ、未来は作れません。良い物建築を、黙って建てれば良い時代では無い。その意味を施主に知って貰う事が出来てこそ、木の家の未来が創れると感じています。これからも、高知で、日本で、木の家を建てることの大切さを伝えて行かなければと、改めて思った、地鎮祭でした。