ログハウスの原点。ともかく丈夫だと言う事。開拓者の安全を守る家。
立山の登山道で見た橋。丸太を番線で結束して積み上げ、高さを稼いで流れないようにして橋を架けている。
ログハウスの場合ノッチを刻み、ボルトを入れ、ダボも入れてる。
ノッチは日本建築の最強の、渡り顎と同じ仕口で仕上げているので、さらに強固な作りになっている。
橋の上に立つと、最低限の道具で、最大の強固さを作っている事に少し感動した。
色々な家があるが、シンプルな素材を使い、シンプル建てる事が見直される時代ではないかと感じています。
新しい素材を使い、気密性を高めたり、断熱性能の高い断熱材を使い省エネ住宅を宣伝する会社が多い今。
素材の中身がわからない物が多いし、将来どう言う廃棄をしたら良いのか分からず買うのは、もう古いと感じる。
身近にある素材で、シンプルな道具で建てる家に魅力を感じる。
家を建てる時の消費エネルギー、壊し廃棄するエネルギーで考えると、私の建てるハンドカットログハウス、ポスト&ビームは、
建てるにあたり、消費エネルギーは最低の部類にある。
この現実は、これからの建築では大切な事になる。
家を建てる時、こう言うコダワリを持って建てた家は、住み続けるにつれ、、輝きを放つ。
住む人が誇りを持って住める。この輝きは住み続けるにつれて、輝きを増すだろう。
こだわりを持って建てる意義は、確かにある。