地盤調査の結果、地盤改良が必要と指摘され、選んだのが砕石パイル工法。大きなドリルで穴を掘り、
約3メーター程掘った所で、
穴に砕石をいれ、
ドリルで圧縮していきます。この工法が好ましいのは、変な素材を使わず、施工できる事です。鉄を入れたり、コンクリートと泥を練り合わせた物を注入する等、いろいろ方法があるのですが、砕石だと、地下水にも、土地にも影響も無く、環境問題になりえない事です。ただ地盤によっては、この工法が適さない事もあります。
改良された地盤の上に、良くしまる砕石を敷き基礎を施工します。
改良する事によって、地盤保障がつきますので、家が傾いたりすれば、修理費は保証されるシステムです。しかし地震、台風等の、自然災害の場合は除かれます。家の10年保障等、このごろ、何でも保険に入らなければ行けないようになって来ています。安心をお金で買う、これ一見、正義のような感じがしますが、真面目にやっている業者から見れば、詐欺的行為にも感じられます。地震等の自然災害以外で、家が傾く事は、普通考えられませんし、10年で壊れる家は、まずあり得ません。近頃建築以外のことに、お金がいるシステムがやたら多くなって、事務仕事がやたら増え、小さな工務店の営業が難しくなってきて、大工さんが減って行く要因の一つとして、最近問題になっています。私は、家は長長期、耐久消費財であるべき物だと考えています。10年だけの保障なんて、車や家電と同じ。20年~30年で壊す家前提としか思えない。家を長く良い状態に保つのは、自己責任が基本です。痛んだら直す。その事を行って来なかったら、法隆寺も正倉院も現存していないでしょう。工法や工務店の技量を自分で判断し、注文するが基本。私は、施主さんが、大切にしたいと思える家を、建てて行きたいし、行こうと考えます。