ホルマリンのマンネリ感

北海道在住、ホルマリンです。旅行、怪しい珍スポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、昭和レトロなどなど…。

レンタカーで四国一周7日間 その7

2018-06-02 13:42:58 | 旅行(道外)2018~2019



2日目 午後3時45分。

「天狗高原」遊歩道を散策してみる事に。

案内板では「一周約1時間ほど」と記載があったので歩こうか迷っていたのですが、カルスト学習館のおじさん曰く「30分で回れますよ」との事でした。
カルストを突っ切る一本道の途中に駐車場があり、車を停めて高原へ足を踏み入れます。

ドリーネ群

これですよ~!遊歩道を散策しようと思った理由は(*^_^*)。
案内板にいくつも描かれた穴のイラストが少し気になっていたのです。
高原のあちこちに中々に深い穴がいくつもあるのですが、これは石灰岩が水に溶かされて出来たものなのだそうです。
また、中には地中の鍾乳洞の天井が崩落して出来た穴もあるようです。
…という事は、この高原の下に鍾乳洞があるのでしょうか??
残念ながら、穴はすり鉢状になっているため、ここからは地中の様子は見えませんでした…(^_^;)

展望エリアからの眺め

山の麓へ向かって落ち込む急斜面のてっぺんにあるため、目の前に遮る物も無く見事な眺めです。
…先ほど学習館のおじさんが教えてくれてビックリしたのですが、四国はこれほど深い山々が連なっているのにクマがほとんどいないといいます。
現在確認されているのは徳島県の剣山周辺のみで、その数なんと十数頭ほどらしいです。
かつては多くのツキノワグマが居たようですが、駆除などによってここまで減少し、現在では保全団体により数を増やそうという動きもあるという!!
ヒグマ被害に悩む北海道民にとってはビックリですよね(^_^;)。


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午後4時15分。

暗くなる前に山を下った方が良い」というおじさんの助言に従い、麓へ降りる事にしました。
急な山道を一気に下って行くのですが、道中にはニホンザルがたくさん!!野生のサルなんて初めて見ましたよ!(*^_^*)
クマはほとんどいないとの事ですが、そのかわりにイノシシやサルなどの小さな哺乳類はたくさん生息しているようです。

標高の急激な変化により耳が変になりつつも、道なりに走ってゆくと小さな集落へと辿り着きました。
ここから集落内の狭い生活道路を延々と走る事になったのですが…。
なんで誰も居ないの??


まだ夕方だというのに、車窓から見る景色の中には人の姿がまったく見えません
山あいの集落のため、車を停めると本当に静かで何も聞こえず。
そして恐ろしい事に、どこまで行っても狭い道から抜け出せねぇ(^_^;)。
延々と続く1.5車線地獄のせいで更に心細くなってきました…(車のラジオもさっきからずっと圏外)


誰か居ないんですかあぁぁぁ!!

山間部をさまよい、ようやく国道に合流!!

…道の駅を見つけたので早速入ると、なぜかスピーカーからはEvery Little Thingの『Time goes by』が流れていて妙に落ち着く
あぁ~ELTや~!なんて良い曲なんや~!


その後は夕暮れの幹線道路をひたすら進み続け…。


午後6時、宇和島市街に到着!!

そのまま中心部のすぐ近くにある「道の駅うわじまきさい広場」に向かい、今日の移動はここまでとしました。本日はここの駐車場で車中泊の予定です。
それにしても…


立派なヤシの木ですねぇー!!!
街中にこんなに健康的なヤシの木が生えている時点で相当ビックリです。
遠くへ来たんだなぁ…。


街のメインストリートには、ご覧の通り更に背の高いヤシの木がズラリと植えられていて圧巻です。
新・日本街路樹100選」にも選ばれた事もあるとか。

道の駅に車を置いて歩いてみると、何とも独特な草木の匂いが…(いい匂いです)。
どこかで嗅いだ事のある匂いだと思ったら、高校の修学旅行で行った沖縄でした!
南国の植物って、他とは違う独特の匂いがあるんですね!(*^_^*)

夕食求めて駅前通りを散策…。

…どうやら宇和島は闘牛で有名な街のようですね!こちらの立派な銅像は駅前広場に堂々と置かれていました。街の外れの公園には闘牛場もあるようです。
明日、どこか闘牛にちなんだ観光スポットにも行きたいですね。

それにしても、駅前にも関わらず通行人がまばらで随分と静か。
暖かな気温も相まって、歩いていると妙に落ち着く街です。

「かどや」にて郷土料理「さつま」を頂く。

せっかくなので宇和島ならではの郷土料理でも食べたいなと思い、駅前通りにあったこちらの和風料理店に入る事にしました。
古くからの名店のようで、入った途端に高級感漂う雰囲気に少し身構えてしまいましたが、件の「さつま」はお値段1000円少々(*^_^*)。

我々の知っている「さつま汁」を想像していたら、出て来たのは麦飯ととろろのような汁。
これは宇和島産の白身魚を麦みそ、ダシと共にすりつぶしたもので、薬味と共にご飯にかけて食べるのだそうです。
お膳に乗っていた小さな説明書きには、下記のような紹介が書いてありました。

どこの家庭にも定着している親しみやすい郷土料理です。麦味噌の素朴な味と薬味がよく調和して、さっぱりとした味わいについつい箸も進みます。
栄養価が高く麦飯にかけて食べるというのが宇和島らしくていい。


↑この紹介文もいい。(笑)。
もっとも、作るのには中々に手間が掛かるという理由で、近頃では家庭で振舞うというよりも「お店で味わう料理」という位置づけになってきているそうですが…。
また、ここ「かどや」のさつまは汁のきめが細かいとの事で地元の方の評価も高いようです。


さて、お味ですが。
添えられた薬味と混ぜて麦飯にかけて食べてみると…。
んん!ひんやりさっぱり、美味い!
濃いみそ味を想像していたのですが、魚とみそが程良く香る薄めの味で、ひんやり冷たい事もあってとても食べやすいです。
微かに酸味もあるなと思っていたら、先ほどの薬味はみかんの皮だったようです。
なるほど~!魚の生臭さを全く感じないのは薬味のおかげなのかな?

大満足。私の選択に間違いは無かったな。
と、味わっている私の顔は「孤●のグルメ」の松重豊ばりに幸せな笑顔をしていたと思います(笑)


食後、近くのアーケード街を散策。



…まだ午後8時を過ぎたぐらいだというのにほとんど人が居ませんよ。
妙に幅広なアーケードと、ひと昔前のまま時が止まっているような店の佇まいが際立ちます。

アーケードを出ると暗くシーンとした商店街が続きます。
一見、物騒な雰囲気かと思いきや、既に夏服の高校生カップルが向こうから歩いてきたり、半袖短パン姿のお兄さんが神社の前でポケ●ンGOをやっていたりします(笑)。

…なんだか、ここ宇和島が今回の旅でいちばん思い出に残りそうだなぁ。
何と言っても、明日は念願の四国最強ともいえる珍スポットの観光を控えていますからね(^-^)。


本日の走行距離:211キロ


2日目、終了。

次回!3日目スタート!
念願の珍(チン)スポットへ潜入します。

続く。
コメント (4)
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