残しておきたい今日の1枚

函館近郊で撮影した写真、その中のお気に入りや思い出となるもの1枚を残しておきたい

“寒中みそぎ祭り” を待つ、佐女川神社...

2024年12月31日 | 木古内町

( 12/30 撮影 )

松前町の友人から「今年も松前のマグロ手に入れたから、木古内まで取りに来て」と電話
をもらう..。「時間は10時、駅北口の新幹線乗り場」といって電話が切れる。先ずは
いわれたとおり木古内町に向かうが、天気には恵まれたものの自動車道は所々アイスバー
ン状態で、スピードは出せない。それでも予定の時間まで木古内駅に到着、大きなマグロ
の塊が入った箱を受取、「少し早いけどランチでも」と誘ったが、息子さんが秋田から新
幹線で帰省するので、到着時間に合わせて木古内駅での落ちあうことにしたという...

   
                       ( 海中沐浴の行われる、みそぎ浜 )

納得しながら、新幹線の到着まで待合室を借りて昔話に話を弾ませる...。新幹線が到着、
息子さんを乗せた車を見送り、このまま帰るのもと1月行われる木古内町の伝統行事“寒中みそ
ぎ祭り”の佐女川神社に立ち寄ってきた。神社は、正月の準備も整ったようで「寒中みそぎ」の
行われる水垢離場も作られていた。神社に手を合わせながら、祭り見学は去年で卒業と思って
いたが、今年も行修者の若者たちを応援したくなった。さて、今夜からマグロ三昧だな...

   
( 道の駅では、“寒中みそぎ祭り”の様子をビデオで流れていた )

( ※ 小さな写真4枚は左クリックで拡大する。)

 

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木古内町郷土資料館“いかりん館”...

2024年02月22日 | 木古内町

( 02/21 撮影 )

所用で訪れた木古内町役場で、以前お世話になった役場の職員から「どうしたの?」の声を
掛けられる..。事情を説明し、昔話の中で“いかりん館”が話題となり「時間もあることだ
から寄っていくわ」とハンドルを向ける。木古内町郷土資料館の“いかりん館”は平成23年
に閉校になった鶴岡小学校の校舎を活用し、農林漁業中心の地域の産業や鶴岡地区を開拓し
た士族等の出身地山形県鶴岡市との関わり、また、廃線となったJR江差線など鉄道の史料
が教室毎に木古内町の古代から近代までの貴重な史料が解説を付けて展示されている...

  

そもそも“いかりん館”の館名は、明治初期に木古内町泉沢沖に沈没した幕府の軍艦「咸臨丸」
のものと言われる巨大な錨から名付けられ、ホールには咸臨丸のものと思われる巨大な錨がシ
ンボルとしておかれている...。展示品は、その昔農家の納屋に無造作に置かれていたもの
が、こうして貴重な史料として並べられていることに感動を覚えるが、この地域で生まれ育っ
たものとして郷愁をも感ずる。少し駆け足だったので、改めてじっくり見学させてもらおう.

( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)

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今日のランチは、木古内町のお食事処で冬期限定の“鍋焼きうどん”...

2024年02月21日 | 木古内町

所用で木古内町役場まで車を走らせた..。冷たい北風が吹き付けているが、道路は乾燥し快適な
ドライブを楽しめる。役場に入ると木古内町のマスコットキャラクター「キーコ」が出迎えてくれ
る。キーコは木古内町特産の「はこだて和牛」をモチーフに作られ、北海道新幹線をPRするため
JR北海道から「木古内駅新幹線観光駅長」に任命され、普段は役場の駅長室にいるという...

 

役場での所用を終え、少し早いが昼食をと国道228号沿いにあるお食事処のドアを開ける..。
何度か立ち寄ったことのあるお食事処で目の前が津軽海峡で景色が素晴らしい。今回はホタテか牡
蛎を目指して入ったのだが、テーブルにあるメニューの「冬期限定 具沢山で食べ応え満点!!、小
ライス付き」が目に入り、即「“鍋焼きうどん”、お願いします」と声を出す。ほどなくして運ばれ
てきた“鍋焼きうどん”、熱々でフゥフゥしながら口に運ぶが、濃いめ出汁が絡み美味い。メニュー
通り具沢山で板餅やエビ天まで入って、ご飯は手つかず残してしまったが、腹一杯で大満足...

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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豊漁と豊作を祈願し “厳寒の海” へ...

2024年01月16日 | 木古内町

( 01/15 撮影 )

木古内町・佐女川(さめがわ)神社の伝統神事「寒中みそぎ祭り」...。御神体を清める
「海中沐浴」が行われるみそぎ浜では、地元の子供たちが演奏する「みそぎ太鼓」が鳴り響
き行修者を勇壮に盛り立てる。気温が氷点下7℃、海水温は少し高いが+6度、時折雪が激
しく舞う中、正午前に下帯姿の行修者4人が「別当」、「稲荷」、「山の神」、「弁財天」
の御神体を胸に抱き“厳寒の海”に「ウォー!!」と叫びながら“厳寒の海”へ飛び込んでいく..

  

高い波に押し戻されたり、厳しい潮に流されたりしながらも4人の行修者は向かい合って御
神体を浮かべると、勢いよく海水をかけみそぎを行い豊漁や豊作を祈願した..。海岸では
氏子の皆さんや町民、観光客などが固唾をのんでこの様子を見守る。海中沐浴を終えた後、
行修者は浜に作られた水ごり台で最後の水ごり。大勢の人が見守る中、勢いよく水を浴びた
後、見学者に向かって行修者から健康祈願の水しぶきかけ祭りは終わる。ファインダーを覘
きながらも、その激しさが伝わりどこか別な世界での出来事のような感動を覚える光景..

  

( ※ 小さな写真6枚は左クリックで拡大する。)

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“寒中みそぎ祭り” 雨の中を「みそぎ行列」が行われる...

2024年01月15日 | 木古内町

( 01/14 撮影 )

今年で194回を数える木古内町・佐女川(さめがわ)神社の伝統神事「寒中みそぎ」 ...。
今夜、その“寒中みそぎ祭り”の開会式が行われ、集まった町民約200人が提灯を手に季節外れ
の強い雨が降りしきる中、太鼓の音色に先導されみそぎ行列がキャンドルやかがり火の灯る商店
街から北海道新幹線駅舎を通るみそぎロードを約20分ほどかけて佐女川神社まで練り歩く..

   

境内では、昨年11月に指定された北海道の無形民俗文化財の指定書が神社の野村宮司に渡され
た後、郷土芸能「みそぎ囃子」の舞が披露され、富まき、餅まきのほか、温かいそばが来場者に
振る舞われる..。その後、神社に籠もり鍛錬を続ける4人の行修者が「エイ、エイ!!」と声を
掛けながらひたすら背中に冷水を浴びせる水ごりを繰り返す。歯を食いしばって冷水を浴びる姿
に見物客は身を縮めながらも大きな拍手を送る。最後は祭りを盛り上げる「冬花火の舞」に歓声
と拍手が鳴り響く。いよいよ明日は、津軽海峡で御神体を清める「海中沐浴」が行われる...

   

( ※ 小さな写真4枚は左クリックで拡大する。)

 

 

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4人の行修者、氷点下の中で “水ごり”...

2024年01月14日 | 木古内町

( 01/13 撮影 )

木古内町の佐女川(さめがわ)神社で、天保2年(1831)年に始まり今年は194回目となる神
事「寒中みそぎ」..。昨年11月に北海道の無形民俗文化財に指定された伝統ある神事で、
行修者と呼ばれる4人の若者がまちの繁栄を願って厳寒の海に飛び込み、ご神体を清めるとい
うもので、今夜の参籠 (さんろう)報告祭で始まった。行修者は御神体を抱いて津軽海峡に入
る「海中沐浴」が行われる15日まで、昼夜を問わず水を被り鍛錬する“水ごり”に臨む...

  

神前でお祓いを受け、玉串を捧げ豊漁や豊作を祈願した後、本殿から鳴り響く太鼓の音に合わ
せ4人の行修者は、さらしを噛みしめ、白い下帯姿で本殿の石段をゆっくり下りてくる..。
境内の一角に作られた“水ごり”の場で「エイ!!」「オー!!」の掛け声とともに冷水を浴び、身体
を清める。例年になく雪も少なく暖かい冬とはいえ、車の車外温度計は-4℃を指し、防寒服
を着込み集まった多くの町民からは若者達の勇ましい姿に、大きな拍手が送られていた...

  

( ※ 小さな写真4枚は左クリックで拡大する。)

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満開の八重桜と“ながまれ号”...

2021年05月17日 | 木古内町

満開のトラピスト修道院のサクラを眺めた後、「ここからなら、木古内町の芝桜が近いんで
ない?」との声に、車は西に向かう...。ところが、木古内駅前の道の駅で訪ねると芝桜
スポット「村上さんち」はコロナ感染症予防のため閉園中、また、薬師山は今年はエゾシカ
の食害で開花していないとのことで、残念ながら引き返すことにした。しかし、このまま帰る
のもと、途中、多分見頃は過ぎたとは思いつつも、スイセンの咲く泉沢駅に立ち寄る...

 

案の定、駅構内に咲くスイセンも、チューリップも見頃を過ぎ大きく花びらを広げ「終わったぞ!!」
と言いたげ...。ただ、ホームから少し離れた場所にある八重桜が満開で、その影からいさり
び鉄道“ながまれ号”が顔を出してくれた。さらに、サラキ岬のチューリップ花園へ、ここも見頃は
過ぎたもののドライブ途中の親子連れなどが立ち寄り、カメラを向ける姿が多く見られ、負けじと
シャッターを押してきた。「これから松前?...」、いや、時計は既に昼を回っていては無理...

 ( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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寒中みそぎ祭りを盛り上げる“冬花火の舞”...

2020年01月14日 | 木古内町

今年で190回を数えるという木古内町・佐女川(さめがわ)神社伝統の 「寒中みそぎ祭り」 ...。
今夜、その開会式が明日寒中みそぎが行われるみそぎ浜近くの広場で行われ、集まった200名
ほどの町民や観光客が提灯を手にしたみそぎ行列が広場を出発、キャンドルやかがり火の灯る駅
前通りの商店街から新幹線駅舎を通るみそぎロードを約30分ほどかけて佐女川神社へ向かう...

 

佐女川神社の境内には特設ステージが置かれ郷土芸能「みそぎ囃子」の舞が披露され、富まき、餅
まきのほか、そばや甘酒などが振る舞われる。その後、4人の行修者が「エイ、エイ!!」と声を掛けな
がらひたすら冷水を浴びせる水ごりを繰り返す。歯を食いしばって水を浴びる姿に見物客は身を縮
めながらも大きな拍手を送る。最後は祭りを盛り上げる“冬花火の舞”に歓声と拍手が鳴り響く...

明日は津軽海峡で御神体を清める「海中沐浴」...。4年前、地元の中学生が行修者に選ばれ、今
年は最後の「別当」を担当しその任務を終える。中学生が!! と驚いたものだが4年間町の繁栄に願
いを込め厳しい水ごりに耐えてきたが、明日が最後と今夜も3人の行修者と共に水ごりを続ける...

 

 ( ※ 小さな写真4枚は左クリックで拡大する。)

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行修者が勇ましく“水ごり”...

2020年01月13日 | 木古内町

木古内町の佐女川(さめがわ)神社で行われる神事「寒中みそぎ」..。この神事「寒中みそぎ」
は天保2年(1831)年から続き、行修者と呼ばれる4人の若者が街の繁栄を願って厳寒の海に
飛び込み、ご神体を清めるという伝統行事。「寒中みそぎ」は今日の参籠(さんろう)報告祭で
始まる。雪が少なく例年より暖かな1月とはいえ、車の車外温度計は-2℃を指している...

 

午後7時、荘厳な雰囲気の中でみそぎ囃子が鳴り響くと、拝殿の扉が開き4人の行修者はさらしを
かみしめ、下帯にずきん姿で石段を一段一段ゆっくり下りて境内に登場...。行修者は境内の一
角に作られたわらが敷かれた“水ごり”の場に...。腕を組み膝をついた行修者の背中に、別の行
修者が「いくぞう!!...」、「おう!!...」と気合いを入れた掛け声とともに冷水をかけ身を清める...

 

“水ごり”を終え拝殿に戻ったが、再び階段を下りてくる。拝殿の扉が開かないと「“水ごり”
が足りない」と再び石段を下り“水ごり”を繰り返す...。15日正午、ご神体を抱えて海にる
「海中沐浴」まで神社に籠もり、昼夜を問わず数時間おきにこの“水ごり”は繰り返される...

( ※ 小さな写真4枚は左クリックで拡大する。)

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