午後、クルーズ客船「ハンセアティック・スピリット」を見送りにと緑の島に出掛けたが、緑の
島から函館山を見上げると山頂は雲の中...。ちょっとして山頂では“雲海”が見られるかな?
とクルーズ客船を見送った後、函館山に向けてハンドルを切る。登山道を車で走っているときに
は、雲に覆われている気配は見せなかったが、山頂近くで函館の街を見下ろすとなんと雲の中.
函館山山頂に立つと、立待岬から大森浜沖の津軽海峡で発生する雲が、次々と函館市内に流れ込
み、“雲海”となって函館の街を覆い隠している...。函館では、毎年5月から7月にかけてが
“雲海”の季節で、函館の初夏の風物詩ともなっている。観光客の皆さんは「函館の街が見えない
じゃん」と嘆いていたが「こんな光景は滅多に見られないんですよ」と教えると、納得するよう
に雲の流れを確かめるように眺めてくれていた。“雲海”は暖かい湿った空気が、津軽海峡の冷た
い海面の上を発生した海霧で、この海霧が市街地の上に達すると暖められて消滅するという..
( 山頂で“雲海”の流れを眺めていると時間を忘れてしまいそう...)
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
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