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【エンティティーZR-ZUへ】(もう少し続けます)⑥「治安」治安が悪いことは間違いないようです。昼間とか大きな都市は比較的安全と思います。なぜ犯罪が起きるかと言えば、働いても食えない人々が多いからでしょう。同行の若い経済学者M君とこの点について議論をしてみると、政府は「この国の人々の貧しさからの脱出、いわゆる底上げは考えていないのではないか」と言う。ただ、社会の活力だけは失いたくない、だから周辺国からの移民は受け入れている。ということであろう。富める者と貧しい者との差が歴然としている国でありました。人種差別反対の蜂起となった地ソウェトを訪れてみるとそれは良くわかる。現地出身のガイドが恥じらうこともなく実態を説明する。現実から逃避はしていないし、現実は現実である「屋根があればまし」というようなバラックに住んでいる人たちの集落が数多くある。衛生状態は悪い。◆「犯罪学」未熟な社会、成熟した社会によっても犯罪の中身は違うのであろう。その差の判断は社会病理学、犯罪学者に譲るとして、働けば食えるような社会になれば、一義的には犯罪は減るのではないか。しかしこの国においてその道はとても遠い感じがした。しかし、この国が経済発展を遂げることは間違いないであろう。社会基盤整備の工事があらゆる所で行われていた。高速道路、鉄道、街並み整備などの工事が目に留った。◆「経済発展の可能性」ここの国が経済発展をするとすれば、この国の通貨R(ランド)にも今後注目すべきである。地下資源も豊富にある。金・白金・クロム・パラジウムなどのレアメタル果てはウランまでしかし資源を持つ強みだけでは発展はないであろう、世界がこの国の発展性に投資をしてくれないことには、発展はない。もちろん街を走る数多くの外国の車を見ればわかるとおり、とっくに車を売り込んでいる。ベンツ、BMW、VW、オペルトヨタ、日産、三菱、スバル、ヒュンダイ、多様な国の車があることを見ても多くの国がこの国に関心を寄せ、発展の可能性を探っているということであろうと思った。画像は順に【ソウェトの貧民居住区】【首都プレトリア】【サバンナ】