平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
日本一小さな衛星通信情報サイト

衛星通信記録6月16日(木)

2016-06-16 07:53:07 | アマチュア無線

本日午前7時曇り20.5℃

【SO-50】17:30 ■交信(FM)JA3BLK ■受信(FM)JA4GVA ←呼ぼうと思いましたが、山影に入ってしまいました。

【AO-85】22:58 ■交信(FM)JA3FWT Tone67.0Hz Decoded:12 偏波の関係かデコードしずらかった。

【読み物】お時間のある人用です。

まだ10代になりたての少年のころだった。弟は精魂こめて丹念に作りあげた模型飛行機を丘の頂上から風に乗せて飛ばすと言いだした。胸ときめく試みだが、せっかく手塩にかけた飛行機がどこに飛び去るか知れたものではない。兄はしきりに止めたが、弟は仲間を連れて丘に上っていった。◆胴体にかかるゴムひもを巻き上げ、機体をかざし、風に乗せるように上向きに放つ。その飛行は素晴らしいものだった。悠々とした滑空がどこまでもつづくかのようであり、誰もが息をこらしながら見とれていた。やがてゆるやかに下降しながら、松林の彼方にある街並みに消えていった。みんなが一斉に走り出し、飛行機を取り戻すために駆け降りていく。だが、当の弟だけが後を追わず、兄が促しても、あれはもういいのだというかのように首をふって笑うだけだった。そのとき、兄は弟にひそむ底知れない人間のもつ存在感にふれたようだという。石原慎太郎著『弟』(幻冬舎)

コメント
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