ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

スタニスラス広場のアンフィトリテの噴水と黄金の柵門(ナンシー)

2023-01-29 07:57:49 | フランス物語

 

画像はスタニスラス広場の一角を占めるアンフィトリテ(Amphitrite)の噴水と、それを取り巻く黄金色に輝く柵門(grille)です。ポルチコ(柱廊玄関)という表現もありましたが、柵門という日本語の方が厳密には正しいかなという気がします。こちらからは、以前に紹介したペピニエール公園にアクセスすることが出来ます。
アンフィトリテとはギリシャ神話の海の女神で、ポセイドンの妻です。
ちなみにもう一角には、ネプチューンの噴水も有ります。
ネプチューンとは日本のお笑いトリオではなく(笑)、ローマ神話の海神で、ギリシャ神話のポセイドンに相当します。
ギリシャ神話とローマ神話の違いこそあれ、海のカップルということで、整合性を持たしています。ヴェルサイユ宮殿の彫像の影響が有るそうです。
噴水の構造は、アンフィトリテが岩の上に張り出した貝殻に乗せられ、ナイアド(ギリシャ神話のナイアス、泉や川の精)、水流、プッティ(有翼の童子)、海洋動物に囲まれています。そしてロカイユ様式(貝殻の表面のような曲線を持つロココ式装飾)とバロックが混ざり合っています。
これらの噴水はバルテルミー・ギバルにより制作されました。
金箔の柵門はジャン・ラムールによります。
彫像の真上に位置する、フランス王室の白ユリの紋章がひときわ目立つ構造です。

 

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スタニスラス広場のナンシー市庁舎(ロレーヌ、フランス)

2023-01-28 08:15:58 | フランス物語

 

ナンシーのスタニスラス広場に戻ります。
手前のおじさんがスタニスラス像のごとくこちらをにらんでいます(笑)。
像の背景はナンシー市庁舎です。
スタニスラス広場に面してバロック様式の美術館、劇場、ホテルなどが建っていますが、市庁舎がその中で一番大きいそうです。
正面の三角形の破風にはスタニスラスが属するレシチニスキー家の紋章が刻まれています。

 

(週刊ユネスコ世界遺産 第82号を参考にしました)
 
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ペピニエール公園の2000年当時の花時計(ナンシー、ロレーヌ、フランス)

2023-01-22 08:38:09 | フランス物語

画像はナンシー市の花時計です。
NANCY 2000との表示で2000年当時のそれだとわかります。
グーグルマップで調べると、ペピニエール公園内に造られたものだということがわかりました。
最近の時計の画像もありましたが、すっかり地味になっており、花時計というよりも「草時計」という感じになっていました(笑)。
ナンシー市のHPにペピニエール公園に関する説明がありましたので転載しておきます。

 

Situé en plein cœur du centre historique, le parc de la Pépinière (souvent appelé la Pep’ par les nancéiens) offre un véritable havre de verdure avec ses 21 hectares d’espaces arborés et sa magnifique roseraie.
歴史的地区の中心部に位置するペピニエール公園 (ナンシー市民はラ・ペップと呼ぶことが多い) は、21ヘクタールの樹木エリアと壮大なバラ園を備えた緑の場です。

Ancienne pépinière royale fondée par Stanislas sur l’emplacement des anciens jardins ducaux et des bastions de la Ville Vieille, il a été transformé en parc public en 1835 tout en conservant son tracé initial.
C’est le paradis des promeneurs, des joggeurs, des poussettes, des enfants, des étudiants, le bol d’oxygène des urbains, une pause verte incontournable !
旧公国庭園と旧市街の要塞の跡地にスタニスラスによって設立された旧王立苗床で、元のレイアウトを維持しながら1835年に公共公園に変わりました。
そこは、散歩人、ランナー、ベビーカーを押す人、子供、学生にとっての楽園であり、都会の住人にとっては新鮮な空気で満たされた、大切な緑の憩いの場です!

 

Le parc offre de nombreux loisirs : un espace animalier, un minigolf, une aire de jeux, un théâtre de marionnettes, plusieurs espaces de restauration/confiseries ainsi que de nombreux terrains de sports (football, basket, pétanque…) et un gymnase.

公園には、小動物園、ミニゴルフ、遊戯場、操り人形劇場、いくつかの飲食/菓子エリア、多くの競技場(サッカー、バスケットボール、ペタンク等)、そして体育館など多くのレジャー施設があります。

 

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何度見ても楽しい「シェフ!三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」

2023-01-21 07:13:34 | フランス物語

 

正月休み、ローカルテレビ局で放映していた「シェフ!三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」を見る。
映画をほとんど見ない自分だが、この映画は劇場で見て、更に以前テレビで放送していたものを録画していたにもかかわらず、また見てしまった。
ストーリーはわかりやすいコメディである。
映画を見慣れていない分、そのような話でもシンプルに楽しめるのかもしれない。
一番の見所は、画像の分子料理レストランで、変装しての侵入調査の場面である。
ジャン・レノさんの和装とミカエル・ユーンさんの女装が凄い。
ユーンさんは日本では知られていないが、フランスでは朝の帯番組に出演していて、いつもこのようなアホなこともやっていたから違和感無いが、レノさんがここまで演じるのはヤバい。日本でドラえもんをやってはいたけど(笑)。
自分は思いっきり楽しめたが、その一方、日本人を戯画的に描いているので、気を悪くする日本人もいるのかもしれない。
どうせなら、スモウレスラーのヨコヅナ夫婦とでもしたらよかったと思う。
それなら必ずしも日本人ばかりではないから、日本差別にはならない。相撲差別にはなってしまうかもしれないが(笑)。
またレノさんの体型は相撲取りでも自然である(笑)。
ユーンさんが日本風に踊るかたわら、レノさんがドスコイドスコイやるシーンを勝手に想像するだけで、ますます笑ってしまう。

分子料理をネタの一つにしているように、この映画は新しいもの、スノッブなものに対する諷刺、揶揄という面も強い。それがあたかも「少林サッカー」のような反骨精神にもつながっている。
それが自分が大好きなフランスを舞台に楽しく行われているから、見る度に更に好きな映画になってしまう、のでした。

 

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見返り美にゃんこ パート2

2023-01-16 19:44:13 | 小説

 

以前にも見返りにゃんこの写真を載せたのですが、また撮ったのでパート2とします。
特に書くべきことはないのですが。
うちのにゃんこ「ごちゃごちゃ書かなくても、アタシの写真だけでみにゃ様満足していただけるのにゃ」
確かにその通り(苦笑)
 
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