ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

ブールジュのサン・テティエンヌ大聖堂の後陣(フランス)

2020-06-28 07:17:56 | フランス物語


古の写真でめぐるフランスシリーズ、前回のアミアンから引き続き、今回からブールジュになります。
ブールジュもアミアンと同じく世界遺産に登録された大聖堂で有名です。
ただアミアンのそれはノートルダム大聖堂なのに対し、ブールジュはサン・テティエンヌ大聖堂と呼ばれています。
大聖堂の名前は、その守護聖人が元になっています。
ノートルダムは聖母マリアを表し、サン・テティエンヌは聖ステファヌスを表しています。
フランス国内における大聖堂の守護聖人の数は、聖母マリアの74が圧倒的に最も多く、次いでサン・ピエール(聖ぺテロ)の19、そして三位にこのサン・テティエンヌの13となっています。(文庫クセジュ 大聖堂 より)

アミアンがパリのほぼ真北なのに対し、ブールジュはパリのほぼ真南に位置します。
訪問日は2002年の2月です。パリのオーステルリッツ駅から電車で一度乗り換えて、二時間ちょっとかかっていました。
ブールジュの大聖堂に着き、まずその姿を、ストラスブール大通りあたりから、後陣に向けて撮っていました。
この角度だと、こじんまりとした建物に見えますが、果たしてその全貌は…。
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18歳の現役大学生、フランスの村長に就任へ

2020-06-20 16:40:08 | フランス物語
【6月17日 AFP】フランスのユゴー・ビオレ(Hugo Biolley)氏は、母親と共に暮らす大学生。同国でこのたび行われた統一地方選で、18歳という若さで村長に選出され、注目を集めている。
(フランスの市町村長は議会議員から選ばれます。議員の被選挙権は満18歳以上であるため、議員に当選すれば村長になることも可能なわけです。)

 ビオレ氏を首長に選んだのは、同国南東部アルデシュ(Ardeche)県にあるバンジュー(Vinzieux)村。人口450人のこの村には学校も商店もないが、若き村長は地元の活性化に意欲を示している。
(人口450人の村なら、議席は11になると思います。) 

グルノーブル政治学院(Sciences Po Grenoble)の現役大学生で、19歳の誕生日を迎えたばかりのビオレ氏は「選挙活動が始まった直後から、集会で最大のテーマになったのが僕の年齢だった。どうやって自治体を運営していくんだ、予算を見たことはあるのか、などと聞かれた。時には人を見下したような質問もあった」と認めた。
(大学で実際に政治を勉強しているのだから心強いですね。理論と実践を同時に学べそうです。) 

自治体によっては、統一地方選の決選投票が今月28日に予定されているとはいえ、ビオレ氏が最年少の自治体首長になるのはほぼ確実とみられている。ただ同氏は、年齢のことは忘れさせたいと考えている。
(結局新型コロナのせいで決戦投票が6月28日まで伸びたのですね。) 

村の新体制発足に伴い退任する前助役(46)は、ビオレ氏を強く支持しており、「19歳の若者(が村長)と聞けば不安の声も上がって当然だが、ユゴーはとてもしっかりしていて、落ち着いている。どういう方向性を目指すのか、ビジョンを持っている」と話す。「学ばなければならないことはあるが、大きな能力を秘めている。私は心配していない」と期待を示している。
(こうした後ろ楯がいるのは心強いです。) 

一方、「有能そうだがちょっと若いと思う。そこだけだ」と語るのは、1995~2008年に村長を務めたジャンルイ・ボナルデル(Jean-Louis Bonnardel)氏(76)。「きちんとサポートされていれば大丈夫だとは思うが、若干未熟な印象はある。バンジュー村では多くの人々がそう言っている」と指摘している。
(実際に長年村長を務めた立場としては、不安に感じるのも当然でしょうね。) 

ビオレ氏はソーシャルネットワーク上で不快な言葉を目にすることはあるが、実力で人々を納得させようと決意を固めている。「プロジェクトをどんどん立ち上げていけば、ダイナミックさを認めてもらえると思う。お役所的な手続きにとらわれてもたもたするつもりはない」と話している。
(保守的な村をどう変えていくのか見所ですね。地方自治は民主主義の学校でもあり、今後の成果が気になります。またフランスは公職の兼任も認められていることもあり、今後この村長さんが、どういう経歴を経ていくのかも関心があります。)
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ALLEZ AMIENSを見ながらアミアンを去る

2020-06-20 07:01:14 | フランス物語

アミアンの大聖堂から駅前に戻ってきました。
現在は駅前広場は改装されて美しくなっているようですが、二十年前は画像のような感じでした。
駅の壁面にも、サッカーのアミアンチームを応援する横断幕が掲げられていました。
更に運航中のバスをふと見ると



バスの前面にさえALLEZ AMIENSと表示していました。
アミアン市民の熱い思いが伝わってきます。
しかしながら決勝戦は負けてしまい、残念な準優勝に終わってしまいました。
最近、アミアンが二部降格するというニュースが伝わってきました。
新型コロナの関係で一悶着あったようですが、どうやら降格確定したようです。
訪問した街、そしてたまたまサッカーで盛り上がっていた時でもあったので、愛着がわいて、我が事のように残念です。
来期の一部復活を願いつつ、アミアンの旅行記を終わりにします。
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アミアン大聖堂の歴史(フランス)

2020-06-13 08:34:21 | フランス物語


いよいよアミアンともお別れ。
最後に大聖堂の正面を撮っていました。
白い、堂々とした姿です。
簡単にアミアン大聖堂の歴史を振り返ると

1206年頃 アミアンに聖遺物「洗礼者ヨハネの頭蓋」の一部が運びこまれる。
多くの巡礼者を集める。
1220年 アミアン大聖堂着工
1288年 主要部分が完成
15世紀初め 西正面の二つの塔が完成
16世紀 交差部の尖塔が完成

建築家ロベール・ド・リュザルシュらにより、巨大な大聖堂を68年ほどで造り上げました。
そして現在に至るまで、アミアンの象徴として、その優美で壮大な造形を地上に留めています。
その名残を惜しみながら、駅に向かっていきました。

(週刊ユネスコ世界遺産 No.82 を参考にしました)
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カフェで一杯、これぞパリ 再開喜ぶ市民、業者苦境も

2020-06-03 20:30:27 | フランス物語
【パリ共同】フランスで2日、新型コロナウイルス対策の制限緩和により、飲食店の営業が約2カ月半ぶりに再開した。感染状況の改善が遅れたパリは屋外席しか利用できないが、市民は生活や文化に必須のカフェでの一杯を喜んだ。ただ飲食業者の苦境はまだ続く。  強い日差しで、気温が約30度まで上がったパリ中心部。「ウェブ飲みは疲れる。まだスキンシップはできないけど最高」。仕事を終え、バーのテラス席で友人とビールを飲んでいたバンジャマン・プルーストさん(49)は笑顔を見せた。



プルーストさん(49)はパリのカフェでビールを飲みながら、失われた時を求めているのでしょうね(^_^)


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