toru-kon DIARY

撮魂日記
アクティブダイバーの水中写真日記ですよ

”らしくない”と”らしい”

2005-09-21 23:32:14 | ダイビング、水中写真

今日は僕のHP、撮魂を更新してみました。
そこでも触れているのが上の写真です。
以降、あまり南勢でダイビングをしたことがない人には、何のことだかわからない話になってしまいます。
僕は南勢らしからぬ大魚群を広い画で捉えようとしてシャカリキだったのですが、結局あがってきた画をみると、なんだかんだでとても南勢っぽいのです。その最大の原因がすごい大群のネンブツダイです。ほかの種類の魚の群れもたしかにいるのですが、数、密度、間合いの取りやすさ等を総合的に判断すると一番画にしやすいのがネンブツさんなのですねえ。
例えば現在、ブルーとイエローが美しいタカベの群れを撮影しようと狙っているとしましょう。そこであなたはこう感じるようなことが多いと思います。
→”この群れちょっと数少ないし、画的にスカスカよなぁ、一応シャッター切っとこ、でももうちょっと踏み込んで撮らんと遠くて魚小さく写って話にならんわいなぁ、どないしょ、切るだけ無駄っぽいし、あっ、逃げてまいよった!!”
っと、こんな時カメラを横に振るとニコニコ群れているのがネンブツさんなのです。普段なら”ケッ、このネンブツが卵でも食っとけ!!”ぐらいにしか感じないような彼らですが、神々しいまでの黄金の輝きをまとってそれはもうニコニコニコニコ群れているのです。
なんだかいろんな群れに振り回されて、何が何だかわからなくなっている状態では、彼らは格好のワイド被写体以外の何者でもありません。
かくして、南勢らしくないワイド画を撮ろうと志して海に入ったはずが、ベタベタの南勢っぽいネンブツダイ大群を撮ってしまった写真が一丁上がりとなるわけなのです。