本日は、私の友人のあおば放課後芸術大学の佐藤代表の悲願の、開校式典ということで、素晴らしい集まりに参加させていただきました。
佐藤代表は、青葉区の地で、日本初の市民芸術大学を創るという志の下、地域を芸術の力で、つながりをつくり元気にしようと!
いうプランを1年前に立ち上げ、本日このように、50名を超える方々が、佐藤氏の活動を応援しようと集まったのです。
私は、この場に参集する皆さんの会話を聞きながら、新しい時代が動いているんだなあと心からこみあげてくるものを感じました。
グローバル、新自由主義という名のもとで、バラバラにされ、弱くさせられた個の時代が終わろうとしている。
つながりを通して、自分たちのまちのことは、自分たちで解決するのだ!という意気込みで、集まった小さなアソシエイツが、佐藤氏の呼びかけで
あつまり、新しい時代のプラットフォームを創っている。
音楽でまちを元気にしよう!
バラバラな、市民たちが、つながれる場をつくろう!
食と心を結び、平和な世の中をつくろう!
等々
自分たちの手でまちを元気にするんだ!という強い意志!そして、一人一人が、記号としての人でなく、
つながりを持った人間として圧倒的な存在感を示す佐藤氏の仲間たちに対し、
「人のつながりって素晴らしいなあ」
と自然に言葉が浮かんでくる。
そして、会場を飾る佐藤氏の一枚の絵
この絵は、佐藤氏が、カンボジア、タイの村で子供たちにある課題を与えて描いてもらった絵だという。
その課題は、
「あなたにとって、この村で一番好きなところや、大切なものを描いてほしい」というもの。
そこには、山があり、川があり、畑の作物があり・・・という具合です。
さて、今の日本の子供たちならどんな絵を描くのでしょうか?
お金でしょうか?
ビルでしょうか?
大きなタワーでしょうか?
私は、この佐藤氏のデザインした、この異国の地の一枚の作品こそ、
これからの日本が、取り戻さなくてはならない心の風景だと思います。
自分たちの手で、大切な山をまもり、自然とつながり、人と人との
つながり、人と地域のつながりを通して暮らしてきた私たちの先達そひて、日本の風景。
そこには、自分が責任が持てる範囲の地域と経済が存在し、誰もが、自分の住む場所に誇りをもち、
関わり、そして、この村を自分で守っているんだという役割と手ごたえを持って生きてきた時代。
今日は、そんな佐藤氏の芸術家としての演出に心震わせるすばらしい場、時間、空間にいれたことに感謝!したい。
佐藤さん!おめでとう!