中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

社員も、地域も幸せ!ローカリズムでいこう!内閣総理大臣賞「江戸っ子1号」浜野製作所浜野社長を訪問

2014-08-13 19:01:24 | 地域貢献
 地元の社会貢献企業浜野製作所さんを訪問です。お伺いしたのは、先週なのですが、あまりの浜野社長のお話に
衝撃を受け、なかなかブログに纏められずアップに時間がかかってしまいました。
 とはいえ、いまだまとめきれずなのですが、時間が経ってしまっては、その時の新鮮な思いも変わってしまうので
とりあえずの投稿です。
 
 浜野製作所は、知る人ぞ知る、時の総理大臣が、日本の製造業の強さ、元気さを視察するために
日本の注目すべき中小製造業の一つとしてこの墨田区の地の浜野製作所さんに、訪問しにくるという。
いま、日本のみならず、アジアでも注目の会社です。

私がこの会社に注目しているのは、地元の製造業が集まって深海探査艇「江戸っ子1号」を
つくりあげるというそのパワー。
 そして、なかなか若い社員が製造業に集まらないという中、優秀な学生や、アジアの諸地域からも
ひっきりなしにインターン生が集まってくるというその、秘密について、大変興味を持ったのです。

 さて、訪問です。何だ、この建物は!



会社に入るや、このおしゃれな外観、社内もエネルギーあふれる暖色系統のデザインで、私が想像する
下町の製造業とは大きく違いショック!
 浜野社長は、会社設立当初からの苦労の中で、社員が誇りにもってくれる職場とは何か?はたらく環境は
これでいいのか?と自問自答の末、社員のESに関する投資を惜しまずに職場環境をガラッと変えたのだという。

 浜野社長は、社員のつながり、ESに対しての投資を惜しまない。
ユニフォームは、赤のカッコいいポロシャツそして、社員は大変礼儀正しい。廊下ですれ違う社員が、
笑顔でさわやかな挨拶。
 


 そして、ここは、浜野製作所のガレージだという。私には、一般に言うガレージとは違い、
これは、もうおしゃれな、商品展示室。
 ここには、日本の地域のみならず、アジアをはじめとした世界各国から数か月で2000人近い人がこのガレージを
訪れているという。

 ここは、ガレージじゃなく、浜野製作所の技を公開する場所、日本の製造業のあり方を国際的に評価
し世界に示す場所だ!
 


 私には、アジアに押しやられる日本の製造業という固定観念がどうしてもあった。10年前まで、元気にやっていた私の周りの製造業も
アジアの台頭に業績を下げ続けている。
 でも、ここには、私が抱いていた、製造業とは、まったく違う姿がある。

 浜野社長にアジアの製造業をどう見ているか、アジアへの進出は?と質問したところ予想外の答えが!
アジアは行くだけで、お金もかかるし、時間もかかる。その分、自分の会社のさらなる技術へ投資したほうがいいと思っているという。
アジアは、昔と違ってお金を持っている。本当に必要なものであれば、向こうから、こっちに来る。
 だから、そのような人を迎えるために、このガレージを整えたのだという。
皆さんは、いかがでしょうか?

 さて、続いては、江戸っ子1号について。このプロジェクトは、地域の業界の社長さん達が集まって大きなプロジェクトを
完遂させたというが、さぞかし苦労したのでは?という質問。ここでも、予想を裏切る答えが。
 
 自然となんとなく思いを語っていたらあのような形になったのだという。
製造業の会社どうしは、元来、大手に依存し、まちの製造業どうしは、ライバルどうしだという。
それは、ここ最近までの傾向だが、誰もが、大手や国に頼っていてはどうにもならない、
自分たちの親父の代は、それでよかったが今はそんな時代じゃない。
 そんな、思いを持った社長さんたちが自然と形にしたのがこのプロジェクトだったという。

 さて、私は、この訪問を終えて、ローカリズムの時代が始まっているのだと実感する。浜野製作所をみて思うのは、
地域の問題、業界の問題は大企業や国といった大きなシステムに頼らずに自分たちのつながり、ローカリズムで解決しようということ。
その動きがいろいろなところで始まっていて、これからの会社とはそのような存在でなければ存在していくことはむつかしいということ。
 そのことは、自分たちの会社の存在を存在たらしめている、地域や社会にたいし、その基盤すらも
こわされようとする今の時代の流れの中で、問題を解決しようとするのは、自分だということ。いま、強い会社を見ていて思うのは、
地域や社会の問題を解決するための技を持っているということ。そして、
 つながれるということです。旅館業界が地域を活性化させる、老舗の名店会がつながり地域を元気に、芸術家たちが
まちを元気にどこもそんな動きが手探りだけれどもはじまろうとしています。
 
 そして、そこではたらく社員が求めるものは、お金以上にその会社に存在し、仕事を通して、自分の人間としての価値を高めてくれる
環境としてのはたらくというものが存在しているということ。地域とともに確かなつながりを感じて仕事をし、自分の技術が、社内のみならず、
地域を元気にし、日本の製造業の国際的な評価にもつながっていくという仕事そのものへの価値を浜野製作所さんには感じました。これからの
日本が取り戻さなくてはいけない。日本の未来の豊かな仕事観の姿がここには存在していました。

 浜野社長、再来月のセミナー楽しみに致しております。

社労士まつり開催!1部、2部と延べ150人が会場に!

2014-08-13 17:59:29 | ES
弊社主催の社労士まつり開催!今回は、従業員満足no. 1のチャットワークさん、弥生給与さん、日本法令さんをはじめ多数の協賛企業様に
ご協力をいただいての開催!



 会場には、1部、2部を合わせ、大阪会場、名古屋会場を結んで150名もの先生方が集まり、大いに盛り上がりました。
自分の資格を活かしお金よりも、自分自身の仕事の価値を高めたいという先生方が昨年よりも、志を持った多くの先生方が
参加していただき、主催者の私たちも大いに刺激をいただきました。

 開催のあいさつでは、なぜ、この会を開催させていただいたのかという経緯を高い席からですがお話をさせていただきました。

 なぜ祭りにしたのか?
それは、大きな時代の節目に今いるということ。時代の一歩先を行く粋な先生の出会いを求め、
マイノリティながら、10年後は、私たちの信じた仕事観が、日本のそして国際的に評価され
次の世代の若者たちに少しでも、「はたらく」ということに希望を持てる社会へと貢献しようという
意気込みを国に頼るのでなく、私たちの手で、自分の身近なところから発信し、行動しようという
思いを確認しあい場を作りたいと思ったためだということ。

 そして、会社の存在そのものが新しい共感資本を大切にする社会の変化のなか、大きな転換点にあるということです。

その中で、私たちは、会社の経営資源である、「人、カネ、モノ、情報」という経営資源の中で、
人を扱う専門化であるといこと。そして、私たちは、10年前と違い、
 会社のお金を稼ぐ為のアドバイザーとしての存在から、地域、自然、人と人とのつながりといった
お金以外での資本といった視点からのアドバイザーとしての存在というものが大きくなっていること
を、開会のあいさつの中で述べさせていただきました。

 そのあとは、弊社の畑中、瀧田、そして社労士という仕事に誇りをもち、充実した人生を築き上げていこうとしている
粋な先生方のパネルディスカッションを開催しさせていただきました。

 今回は、新しい試みということもあり、いろいろと反省点はありますが、当日までスタッフそして協力いただいた
仲間たちが本当に頑張ってくれましたが、
皆からは、沢山の粋な先生たちに出会えた、開催してみて、主催者であるこちらが勉強になったという感想とともに、
学生インターン、新入社員の面々からは、「社労士ってすばらしい仕事ですね」と言ってくれたことは、開催してよかったなあと
心から思える素晴らしい会でした。