中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

日本初の社会運動家 田中正造から学ぶ「真の文明」そして「真のイノベーター」とは

2016-10-25 10:21:11 | ダイバーシティ
先日 群馬県館林市「足尾鉱毒事件 田中正造記念館」を訪れ 色々とお話をお伺いしました。




栃木県生まれ。足尾銅山の鉱毒に苦しむ人々のために闘い、問題解決のため明治天皇へ直訴した社会運動家、田中正造。日本初の社会運動家です。



館林は、当該事件の被害が最も集中しているエリアの中心で、当時、多くの被害者の方が集まり、声を上げ、反対運動を強めていった、起点となる場所。私たちが埼玉に持つ畑の近く「関宿」が、今も昔も変わらず江戸を守る為の重要なポイントとなっています。



館内をボランティアの方に丁寧にご案内して頂き、渡良瀬遊水地がハート型となった悲しき所以を知る等、私の大切なローカル-栃木県への知識を深めるにとどまらず、今、求められるリーダー像を、田中正造に見ました。




政治的思想や文化、地域、様々な境を超えて共感を呼び、社会を動かしていく。まさにイノベーター。そこには、個人の幸福、思いに裏付けされた、自分ごと=世の中ごとがありました。明確な思いを掲げ、信頼関係の構築、今でも5000もの手紙が残っていることから、共感を呼ぶための働き掛けは大変活発だったといえます。



「真の文明は、山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし」
彼は、川の流れを人間の力によって変えることなく、古くある自然と人々の暮らしを守る大切さを説いています。

「足尾鉱毒事件」は科学がもたらす自然への悪影響が世界的に明らかになった事例でもあます。
農業において化学肥料の使用による環境への影響も指摘されている昨今、田中正造から学ぶことは多く、農業という枠を超えて、時代や地域を超える【リーダー】を考える上で、大変役に立つのではないかと思います。



この後は、足利に移動し、渡良瀬橋を歩き、そして、日本最高級のココワインを製造する ココファームワイナリー へご訪問。
本当に多くを学ぶ、明日備=遊びの一日となりました◎

次回11月6日(日)足利に明日備の旅に行く予定です。

そして、11月26日(土)は、日光東照宮にて、有限会社ココ・ファーム・ワイナリーの池上専務のお話を伺いながら、ココワインを楽しみませんか?
http://social-jinji-roumu.com/farming/gj2016_11.html

https://www.facebook.com/events/1620744754889651/