TERAKOYAオンライン読書会 資本主義の崩壊がはじまる!
技術革新で生産性は本当に上がるのか?
コロナ騒動の中、本日はZOOMによる読書会第3弾
書籍「資本主義の崩壊が始まる」の著者の野田先生をお呼びしての本日はその第一回目
テーマは技術革新で生産性が本当にあがるのか?
えっ?まさにAIの技術を取り入れて組織は社会は経済成長をしていくって文脈で国の政策も私たちの働き方改革も語られているのでは?
そんな疑問から始まった今回の読書会。
メンバーの皆さんも???
しかし野田先生の話を伺いそして参加する皆さんとの対話を通して
確かにグラフをみると昔と違って人口の伸び(低下】率以上に生産性の向上によって
GDPは成長しているが年代を経るごとに技術革新による生産性は低下しているなあ。
なぜか?
詳しくは、野田先生の書籍を読んでいただくか、是非2回目から聞いていただきたいのですが、技術革新が進んでも実質的な経済成長に結びつかないマイナスコストが増大するとのこと。
それをエントロピーの増大、減少の法則から野田先生が解説
さて野田先生の解説の後は参加者との対話の時間。
さてどんな気付きが生まれるのか?
メンバーからは、
確かにそうだよね。
やたらと契約書を事細かに結びたがるケースが増えましたよね。
実は人事考課制度を作成するっていうのも外部不経済だよね。
働き方改革ってどんどん対立構造がうまれてその分、やれシステムだ規則だとマネジメントコストが膨らむばかり
なるほど経済成長はほとんど無くなるわけですねと。
そこで、これからの社会は、個人かチームかという話題になった。
資本主義はいままで競争、所有の概念で伸びていったしかし、社会がネットでつながり一瞬のうちの人と人がつながる世界になると優秀な一個人や会社によって問題を解決するいままでの所有の概念や競い合うという概念では却って不経済である時代に。
能力が高い一個人を中心に社会を発展させていくという旧来の資本主義のシステムでは、社会の複雑さやスピード、多様性には対応できないばかりでなくそれによる弊害やマネジメントコストの方がかかってしまう。
そもそも賢い人が考えだした戦略でも仲間がそれに意義やワクワク感を見出さなければその戦略は実行に移されない、説得している方が外部不経済なのだ。そしてたとえ二流の戦略でもそこにワクワク感を感じやってみようとメンバーの誰もが感じる戦略の方が実行力の面で優れているといえる。
これからの時代はチーム、共感こそが複雑な世の中に対応していく為の最善の策だ。そのための新しい社会システムが必要だという。
それは人工的な物質的枠組みでの社会ではなく生命論的なつながりの新しい社会システムの実装だ。
そこには、自然界の法則であるエントロピー増大の放っておくと無秩序になる状態を自然界の法則を逆らってまで秩序立てようとする人間本来の生命論的な営みを発動させる社会環境が必要だという。
おもしろくなってきたぞ!
次回以降は、生命論的なポスト資本主義として新たな経済システムへの移行がすでに始まっているという話をこの書籍の内容を共通基盤として野田先生と共に対話を通して皆さんと気付きを体感していく。
次回以降も楽しみです。
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