今回、空手の試合前に読んでいたのがこの書籍。
幸福学の前野先生と古武術の甲野先生の対談方式で身体性と無意識を探っていくという私的には興味のあるテーマ。
甲野先生が書籍の中で、無意識に任せると言うことをしきりに述べています。
私自身も空手の試合の中で無意識に技をだしたら決まっちゃった!ラッキー!と自分もわからないうちに偶然決まった!ということが今までもしばしばあります。逆に意識して攻め込むとやられてしまい、師範からは「矢萩さん相手を意識しすぎですよ、のびのびといつもどおりに!」と言われることしばしば。甲野先生は、それを我ならざる我と表現し体を無意識が動かした状態だと述べています。
甲野先生は書籍の中で、人は自分のことをかなり深くまで潜在意識の中で知っているという。しかし、私達の意識がその多くを抑え込んでしまっているのだと言う。
先日、自己組織化ファシリテーターの資格仲間と今までの学校教育の学習プログラムの話になりました。
今までの教育システムが近代合理化の背景のもとで、人間性を排除した、抑圧構造の中において詰め込み方式で、いかに教育をすすめてきたかが話題になりました。
前野先生は、人は最低限の環境を整えれば自然と言われなくても学ぶのであり、勉強しろ、勉強しろというよりも学ぶための環境を整えてあとは自由にしてあげるのが大切なのだとこの書籍でも語られています。
自律分散型組織で私達経営者ができることは、組織が自律的に動くようにするための環境を整えてあげることであり、余計な介入やあれしろこれしろと指図したりする必要は無いと言うことなのです。
環境さえ整えれば個々人の人間性を発揮して社員は行動するということを、まずは信じるのが重要では無いでしょうか?確かにトラブルはありますが、組織の自浄作用を信じるのです。
ただし、自然と放任は違います。本来の自分を生きている人が相互に依存しあい、自然とエネルギーが循環するように。このあたりは次回まとめようと思います。
そして、この書籍の中では、身体性の発達段階そして心の発達段階のそれぞれの分野において前野先生、甲野先生は重要なことを述べています。
以下要約;
身体は、鍛え方によって筋肉に大きな差がつくといいます。繊細で細かく多様な筋肉は繊細で多様な動きを可能にするが、ウェイトトレーニングで単純な動きだけの練習でつけた筋肉は単純な動き、一つのタスクにおいては大きな力を出すことができるが、多様な環境では繊細に対応するのは難しくなってくるという。
実際、空手の型などを観ると幼少の頃から空手を演る続けている選手と私のようにオッサンになってから始めた選手では筋肉の使い方や微妙な呼吸、力の入れ抜きの妙などがどうしても違うのです。
これは、心も同じです。ティールで言うところのレッドやオレンジは確かに右なら右、合っているか不良品かどうかを判断するなど決まりきった方向にむかって突き進むことには向いています。しかし、多様な環境での繊細な対応、意思決定をすることは難しいですね。ここにレッドやオレンジとティールやターコイズとの発達段階の差があるようです。
私のような猪突猛進型の戦い方しか出来ない選手は常勝することが難しいのはここにあるなあと。
何はともあれ何事も学び。次の大会もがんばろう!
幸福学の前野先生と古武術の甲野先生の対談方式で身体性と無意識を探っていくという私的には興味のあるテーマ。
甲野先生が書籍の中で、無意識に任せると言うことをしきりに述べています。
私自身も空手の試合の中で無意識に技をだしたら決まっちゃった!ラッキー!と自分もわからないうちに偶然決まった!ということが今までもしばしばあります。逆に意識して攻め込むとやられてしまい、師範からは「矢萩さん相手を意識しすぎですよ、のびのびといつもどおりに!」と言われることしばしば。甲野先生は、それを我ならざる我と表現し体を無意識が動かした状態だと述べています。
甲野先生は書籍の中で、人は自分のことをかなり深くまで潜在意識の中で知っているという。しかし、私達の意識がその多くを抑え込んでしまっているのだと言う。
先日、自己組織化ファシリテーターの資格仲間と今までの学校教育の学習プログラムの話になりました。
今までの教育システムが近代合理化の背景のもとで、人間性を排除した、抑圧構造の中において詰め込み方式で、いかに教育をすすめてきたかが話題になりました。
前野先生は、人は最低限の環境を整えれば自然と言われなくても学ぶのであり、勉強しろ、勉強しろというよりも学ぶための環境を整えてあとは自由にしてあげるのが大切なのだとこの書籍でも語られています。
自律分散型組織で私達経営者ができることは、組織が自律的に動くようにするための環境を整えてあげることであり、余計な介入やあれしろこれしろと指図したりする必要は無いと言うことなのです。
環境さえ整えれば個々人の人間性を発揮して社員は行動するということを、まずは信じるのが重要では無いでしょうか?確かにトラブルはありますが、組織の自浄作用を信じるのです。
ただし、自然と放任は違います。本来の自分を生きている人が相互に依存しあい、自然とエネルギーが循環するように。このあたりは次回まとめようと思います。
そして、この書籍の中では、身体性の発達段階そして心の発達段階のそれぞれの分野において前野先生、甲野先生は重要なことを述べています。
以下要約;
身体は、鍛え方によって筋肉に大きな差がつくといいます。繊細で細かく多様な筋肉は繊細で多様な動きを可能にするが、ウェイトトレーニングで単純な動きだけの練習でつけた筋肉は単純な動き、一つのタスクにおいては大きな力を出すことができるが、多様な環境では繊細に対応するのは難しくなってくるという。
実際、空手の型などを観ると幼少の頃から空手を演る続けている選手と私のようにオッサンになってから始めた選手では筋肉の使い方や微妙な呼吸、力の入れ抜きの妙などがどうしても違うのです。
これは、心も同じです。ティールで言うところのレッドやオレンジは確かに右なら右、合っているか不良品かどうかを判断するなど決まりきった方向にむかって突き進むことには向いています。しかし、多様な環境での繊細な対応、意思決定をすることは難しいですね。ここにレッドやオレンジとティールやターコイズとの発達段階の差があるようです。
私のような猪突猛進型の戦い方しか出来ない選手は常勝することが難しいのはここにあるなあと。
何はともあれ何事も学び。次の大会もがんばろう!