Jose's FANTASY SPORTS!

アメリカンフットボールを中心にスポーツ好きで、カントリーギター好きのJoseによる雑記帳です。

トニックに解決して欲しいの巻~前編~

2014年05月01日 23時00分00秒 | Weblog
[ 最近の出来事 ]
ベーシックなものであればあるほど、音楽はトニックコードで終わります。
よく、終わりに、じゃ~~~~んってコードを鳴らすパターン、ありますよね。
その、じゃ~~~~んって鳴らされてるコードが、(大概は)トニックコード

キーがCの曲ならCコードだし、キーがGの曲ならG、キーがAマイナーの曲なら、Aマイナー

なぜ?って、一般的な、西洋音楽に慣らされた耳には、それで終わらないと、気持ちが悪く、不安定な感じで、終わったと感じないからです。

誰かに
「昨日、家に帰ったら、部屋中の引き出しが開けられててさぁ。」

と、だけ言われて、そこで話し終わりだったら
「え?それで?」
ってなりますよね。

そういう感じ.......かもしれません。

音楽の世界では、この、トニックコードで終わる事をトニックに解決すると言います。

もちろん、スポーツの世界でもそうであるように、レベルが高くなると、そうした基本から、あえて外れた技も駆使されるようになります。

いい例が、大人気のこの歌。


トニック(I)ではなく、サブドミナント(IV)のコードで終わっています。

何も工夫しなければ、サブドミナントでは、終わった感じがせず、普通の人には相当変な感じに聞こえるはず。

先述の例で言えば、何も考えずにじゃ~~~~んと鳴らすコードトニックでは無く、サブドミナントだと、全く終わった感じがしません。

この曲の場合キーがA♭の曲で、D♭で終わってるから...(あ、正確にはFmで始まって、Bメロで平行調に転調してA♭)
最も綺麗に解決するなら、E♭→A♭とか付け足せば、誰の耳にも終わった感を出す事ができるはず。
ツーファイブを使って、B♭m7→E♭→A♭とかするのもベタなアレンジ。

それが、そうでないのは、プロの技
曲を作っていったら、たまたまこうなったのでは無いはずです。

劇中、この歌が出てくるのは、ちょうど物語が展開して「この後、どうなっちゃうの?」という場面。

だから、わざと不安感を残した感じを残すために、最初からあえてサブドミナントで終わるように、作った........んだと思います。

もちろんそこは、ディズニー映画
物語は、トニックに解決するかのように、大人には驚く程綺麗に解決しちゃいます(笑)。
(音楽をやらない人は、これで十分ごまかせてるかもしれないなぁ。でも、エクスキューズのため書いておくけど、自分はこのテの音楽の知識は、本当に浅~いから、ちゃんとした人がこの記事を読んだら、色々と間違っていると言うかもしれない。)

で、今回言いたい事は、実は別にあるのですが、それは明日という事で。

BGM♪: Let It Go / 松たか子
本家・イディナ・メンゼルさんの歌声が力強過ぎて...という方が、こちらのVer.推しみたい。
いずれにしても、松本幸四郎さんの娘さんが歌われるこのVer.がまた、グ~です。
コメント
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