近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

全線乗車旅行記2012-夏編2

2012年08月08日 | 4番線:「鉄道旅行記」

昨日の疲労が抜けない中、今日は広島駅から下関駅までを移動してきました。
かつて無い程に猛烈な過酷さを感じた2日目の様子を紹介します。


朝7時20分。ある事を終えた私は広島駅にいました。
(詳細は後日発表します。)
   
この時点ではまだそれほど今日が過酷な1日となる事に対して実感がありませんでした。


初めに瀬戸内色の113系を使用した普通列車で岩国駅に向かいます。
   
通勤時間帯である事に加えて編成が4両の為、車内は結構混雑しています。


午前7時24分。2日目の旅が幕を開けました。
       
列車はモーター音を唸らせながら山陽路を疾走します。
途中の宮島口駅を出ると進行方向左側には瀬戸内海が広がります。


広島駅から約1時間。乗換駅の岩国駅に到着しました。

ここで大量の飲料と菓子を購入します。


岩国駅からは錦川鉄道清流線の列車に乗車して終着駅の錦町駅に向かいます。

(途中の川西駅までは岩徳線の線路を走行します。)


では車内の様子をご紹介します。
     
転換式クロスシートが枕木と平行方向に配置されています。
各窓側には折畳式のテーブル(3枚目++)が設置されています。


さて列車は川西駅を出てトンネルを潜ると岩徳線の線路と分離します。
 
分岐点を過ぎると列車は一気に速度を上げて快走します。


御庄駅を出ると進行方向右側には錦川の清流が広がります。
       
特に景色の優れた場所では、景色をのんびり眺められる様、列車は徐行運転または一時停車します。
(この日は快晴ということもあり眺めも文句なしです。)


岩国駅から約70分。終点の錦町駅に到着しました。
       
駅構内には車庫と給油設備が設けられています。
ちなみに改札手前にはJR線連絡の切符を購入できる券売機が存在します。


錦町駅からは岩日線の未成線を利用して誕生した「とことこトレイン」に乗車します。
   
ここから終点の雙津峡温泉駅まで約40分の観光です。


この路線の最大の魅力は錦町駅手前側のトンネル内に存在します。
       
ブラックライトの光を特殊な石の集まりに当てることで様々なイラストが現れます。
(トンネル内は写真撮影の為に1回のみ数分間停車します。)


終着駅の雙津峡温泉に到着しました。
     
ここから先程の折り返し便で錦町駅に戻ります。(割愛します。)


錦町駅からは先程と全く同じ車両で御庄駅に向かいます。
 
相変わらず車内には10人程度しか乗客は乗っていません。


午後0時24分。列車は錦町駅を後にしました。
       
行きの列車と同様に進行方向左側には錦川の清流が広がります。


錦町駅から約1時間。御庄駅に到着しました。
   
写真でも分かる様に御庄駅は山陽新幹線の新岩国駅との接続駅でもあります。
(乗継時間も比較的、考慮されている方です。)

御庄駅と新岩国駅は連絡通路を使用することで行き来することが出来ます。
       
5分程度歩くと、ようやく新岩国駅の駅構内に到着します。


御庄駅からは路線バスに乗って錦帯橋に向かいます。
   
ここでは下側(川岸)と上側(展望デッキ)の両方から撮影を行いました。
その後はその場から逃げ去る様に喫茶店へ直行しました。


そして再び路線バスに乗車して西岩国駅に向かいます。
       
西岩国駅はその特徴的なデザインと歴史的価値などから国の有形文化財に指定されています。
かつては岩国駅という名前でしたが、現在の岩国駅が誕生すると西岩国駅に改名されました。
(岩徳線は山陽本線の旧線でもあります。)


西岩国駅からはキハ47系気動車を使用した普通列車で徳山駅に向かいます。

後ろ側の車両の塗装は広島色です。


僅かな乗客を乗せて列車は西岩国駅を後にしました。
       
列車はかつて山陽本線であった線路をのんびりとした速さで駆け抜けます。
やがて徳山駅が近づくと、現在の山陽本線の線路と合流します。


西岩国駅から約90分。最後の乗換駅の徳山駅に乗車しました。
 
ここからは113系を使用した普通列車で、2日目の最終目的地である下関駅に向かいます。


午後6時02分。列車は徳山駅を出発しました。
       
途中の新山口駅では乗客が一気に下車し、車内はかなり空席が目立つ様になりました。
(不覚にも「これではいつ減便されても仕方ない」と思ってしまいました。)


広島駅から約12時間。本日の最終目的地である下関駅に到着しました。
     
かつて下関駅は長距離夜行列車の機関車交換などで賑わいを見せていました。
しかし現在は普通列車のみが発着するという、全盛期から見れば少々寂しい光景が広がっています。


ちなみに今日もあるビジネスホテルの部屋でこの記事を書いています。
 
明日は今日以上に負担がかかる行程にはならないと信じます。
(夕食は河豚を中心とした懐石料理でした。)


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