近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

網入りガラスの意外な盲点

2012年04月09日 | 5番線「気になる○○○…」

網入りガラス…主に教育現場などで頻繁に採用されますが「何故、採用されるのか?」という理由をご存知ですか?

殆どの方は網入りガラスが採用される理由を「防犯上の為」と答えるかもしれませんが違います。
本来の理由は「火災などの際にガラスが割れて飛散する事を防止する為」です。
実際に建築基準法では防火地域と準防火地域では採用する事が規定で定められています。


では何故、網入りガラスが採用される理由が「防犯上の為」ではないのかについて説明します。
確かにガラスの中に鉄線が入っていれば泥棒などは簡単に侵入を諦めるのでは思うかもしれません。
しかし実際には普通のガラスよりかえって侵入される可能性が高くなってしまいます。

先程も述べた様に網入りガラスは「割れても簡単には飛散しない」という利点が存在します。
また割れた時にも大きな音が発生しません。この2点は泥棒にとって非常に好都合です。
そして中に存在する鉄線も非常に細い為、家庭用の工具でも簡単に切られてしまいます。
(防犯用には防犯用ガラスが最も有効なのは言うまでもありません。)


今までは防犯用と勘違い(!?)されつつあった網入りガラス…今まで知らなかった方は是非とも覚えて下さい。
以上、意外と知られていない網入りガラスの「本来の使用用途」についてでした。


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