近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

寝台特急"トワイライトエクスプレス" 乗車Report-第1章

2014年11月01日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 今回は3回に分けての紹介を予定しています.


では本題です. 先日私は来年3月にも廃止される寝台特急"トワイライトエクスプレス"に乗車してきました.
そこで今回はその時の様子を, 写真と動画を交えて詳しく紹介したいと思います.
( なお取材日は2014年10月29日[水曜日]~30日[木曜日]です )


午後1時50分ごろ. 朝一番の飛行機と快速列車を乗継ぎ, 私は札幌駅に到着しました.


     
出発ホームに上がった頃には, すでに記念撮影をするべく先頭付近に多くの乗客が集まっていました.
( 登場から四半世紀経過した今でも人気が衰える様子は全く感じられません )


そしてある程度ヘッドマークや細部を撮影した後, 私は早速車内に入ることにしました.
 
さすがは豪華列車, 通路やデッキ部分であっても一切妥協しない様子が伺えます.


今回, 私が利用したのは5・6号車に12部屋あるB個室"シングルツイン"です.


           
客室には線路と平行方向にソファー席がテーブル(2枚目)を挟んで向かい合わせで配置されています.
またコンセント(3枚目)や大型鏡(6・7枚目)も設けられているため, B個室ながらも快適な一時を過ごせるでしょう.
( 写真には写っていませんが壁面にはコンセントも備わっています )


ちなみにこの個室, "シングルツイン"という名前からも分かるように2人でも利用可能な作りになっています.
   
ただ試しに上段に横になってみると, 大人が利用するにはかなり無理のある作りだと気づくはずでしょう.
( これなら無理に2人で利用するよりも, 開放B寝台を別にとって夜以外はここで過ごすのがマシだと思います )


ゆえに友人同士などの2人利用であれば, 私は迷うことなく"ツイン"の利用をお勧めします.
   
個室内には"シングルツイン"と同様, 2段ベッドやオーディオ設備などが設置されています.
しかし快適性に関しては"雲泥の差"であり, こちらは大人2人でも不自由することなく過ごせるはずです.
( ただ一般販売分がほとんど存在しないため, 自力で手に入れるのは容易ではありません )


午後2時05分. いよいよ列車は札幌駅を離れ, 22時間以上の長旅が幕を開けました.

余談ですがこの動画では幻となった285系気動車が留置されている姿も確認できます.


そして放送終了後は切符の確認とカードキーの使用方法などを説明するべく, 車掌が各個室を順番に訪れていきます.
( さすがJR西日本を代表する列車ということもあってか, 接客スキルはかなりのものでした )


午後2時30分. 南千歳駅を出発すると, 車内放送ではティータイムの開始を告げる放送が行われました.
ということで私は3号車にある"ダイナー・プレヤデス"に行ってみることにしました.


この"ダイナープレヤデス", 入った瞬間から"北斗星"の"グランシャリオ"を遥かに上回る豪華さを感じさせます.


       
真っ赤な絨毯が敷かれた客室内には, 2列(山側)+1列(日本海側)配置でテーブル席が配置されています.
また壁にはステンドグラス(5枚目)やランプ(6枚目)も備わっており, 列車の中とは思えない高級感を感じさせます.


さてティータイムでは紅茶や珈琲といった飲み物類とは別に, 数量限定とはいえ洋菓子も提供されています.
 
ちなみに値段は720円と少々高めですが, そこそこ美味しいので食べてみる価値はあると思います.
( このメニューは公式サイトにも載っていないため, ある意味"裏メニュー"といえるでしょう  )


今回はここまでです. 次回はディナータイムなどの様子を中心にご紹介します.


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