近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

寝台特急”サンライズ出雲”~乗車Report

2014年08月10日 | 3番線:「Train Report」

はじめに
 今回は,2014年8月6日(水曜日)に乗車した寝台特急"サンライズ出雲"の乗車時の様子をご紹介します.


午後6時20分. 今回の旅行は出雲大社の玄関口である島根県の出雲市駅から始まります.

約12時間にもわたる夜行列車での長旅が始まることもあり, この時点から興奮がとまりません.


午後6時30分過ぎ. いよいよ乗車する"サンライズ出雲"が入線してきました.

こうして列車の外観を数枚ほど撮影した私は, 早速車内に入って散策を行いました.
( ここではノビノビ座席 [指定席], シングル [B個室], シングルデラックス [A個室]の3種類を撮影することが出来ました )


まずは最も安い値段で利用できる"ノビノビ座席"の様子をご紹介します.


   
カーペットが敷かれた各区画は, 簡単な仕切りと小型テーブル・読書灯(4枚目)といった必要最低限の設備のみで構成されています.
当然ですが周囲の話し声やイビキなども筒抜けのため, 後述する個室寝台と比較すると快適性はそれほど高くありません.


ではここからは2つの個室寝台の様子を紹介しましょう.
( 今回は友人と2人で異なる部屋を利用しました )

まず編成内で最も多く設定されている1人用のB寝台個室, "シングル (階上室)"の様子です.


     
シングルの個室内にはベッドはもちろん, 後述するソロ(B寝台個室)にはない小型テーブルと鏡(2枚目)も装備されています.
また階上室・階下室ともに十分なスペースが確保されているため, 小型のスーツケース程度であれば問題なく持ち込めます.


さて1人用のB寝台個室にはこの"シングル"とは別に, 1000円ほど安い値段で利用できる"ソロ"が存在します.
ただこちらは入口付近を除けば, まともに立てないなど居心地もあまり良くないため, あまりお勧めしません.
( ソロは電動車なので個室内でもモーター音や機械音がそれなりに聞こえてきます )


ちなみに今回, 私が乗車した個室はこちらです.
   
そうです. 1編成に僅か6室しか設定されていないA寝台個室の"シングルデラックス"です.
( 当然ですが1か月前の発売開始と同時に発券を行ったのは言うまでもありません )


それではその"シングルデラックス"の個室内の様子をご覧ください.

歩き回れるほどの広さがある個室内には, B個室にはない大型テーブルや洗面台も設けられています.
またベッドもシングルより一回り大きいため, 子どもを添い寝させる場合でも狭いと感じることはないでしょう.


ちなみにA個室とB個室で共通する設備には, 主に以下のようなものがあります.
       
頭に近い場所には, FMラジオと目覚まし時計, 非常用アラームを備えた操作パネル(2・3枚目)が設置されています.
なお空調(4枚目)はON/OFFこそ個室毎に選択出来るものの, 温度は車掌室側で一括管理されている為, 任意での変更は出来ません.


さて3号車と4号車には専用カード(4枚目)で利用可能なシャワー室が存在します.
( 4号車のシャワー室はA個室専用ですが設備自体は3号車のものと全く同じです )


     
脱衣所部分にはカード読み取り装置 (2枚目) のほか, ドライヤーと衣類カゴ, ゴミ箱(4枚目)が設けられています.
( ただ備品のドライヤーは非常に風量が弱いため, ほとんど使い物になりません )


さて気になる給湯時間ですが, これはシャワーカード1枚当たりで最大6分間とされています.
ただ洗髪などでお湯を止めている時間はカウントされないため, こまめにON/OFFを繰り返せばさほど短いとは感じないでしょう.
( ただし使用中に脱衣所のドアを開けると, 問答無用で残り時間がゼロになるのでご注意ください )


なお共有シャワー室の順番を待つ間は, すぐ横にあるミニサロンを利用することをお勧めします.
   
余談ですが晴れた日であれば, 沼津駅付近で富士山を眺めることも出来ます.


さてこの"サンライズ出雲"ですが, 長距離を走るにもかかわらず車内販売は一切ありません.
また途中駅での停車時間もかなり短いため, 乗車前に食事を調達しなかった場合, "飲まず食わず"に陥ることを覚悟しましょう.


ちなみに私の場合, 出雲市駅周辺で購入した押し寿司(1枚目)とパン・コーヒー(2枚目)を夕食・朝食にしました.
 
出雲市駅は駅弁の種類がそれほど多くないため, 私のように駅周辺で食事を調達すること推奨します.


そして午後11時過ぎ…. 約3時間近く一緒に飲んでいた友人と別れを告げ, 私は眠ることにしました.
( ただその一方, ムダに元気だった友人は, 大阪駅を過ぎてもまだ寝ようとはしませんでした )


午前4時30分…静岡駅に差し掛かった辺りの場所で私は目が覚めました.
         
熱海駅を過ぎると進行方向右側の車窓には, 夜が明けた太平洋の眺め(3・4枚目)が広がります.
そして大船駅を過ぎると沿線には徐々にですが大型ビルの数も増え, 車窓は地方から都会へと変化していきます.


午前7時08分. ついに終着駅の東京駅に到着しました.
   
こうして先ほどまで乗っていた"サンライズ出雲"は, 回送列車として品川方面に去っていきました.


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