「21世紀はアジアとの時代」 (Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

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■中国について語ろう。

2024-03-15 | ●中西語録
🔵 いま、中国への信頼が大きく揺らいでいる。確かいまから10年程前、 円高で苦しむ日本のモノづくりを、隣国中国に移転する話は、共産体制国家が後押しする中、いつしか中核の技術者まで引き抜かれる「換骨奪胎」の事態をもたらす。挙句、日本の土地や高層マンションも買い締められる始末。 🔵GDP世界第2位の日本は、たちまち中国に抜かれる。国境に隣接する日本領の「尖閣」を自国領と偽り、連日、沿岸警備船を差し向け、不法な領海侵犯を繰り返す。 表の顔は、親しい友、裏の顔は、隙あらば足元を掬う小悪人、 その本質が見抜けぬ日本も間抜けに映るが、お人好しにつきる。 いつしか中国は、独自の世界戦略「一帯一路構想」で貧困な後進国を同盟国と煽て、自国の配下に組み込む。 🔵かねて作家の和辻哲郎は、戦前、激しい内戦状態の中国で、中国人が皆呑気に商いと賭博に明け暮れる強靭な生活力にショックを受けたと言う。こんな人たちが,いま共産党と言う一筋縄の政府に、ただ忍従しているとは思い難い。 相手の心を読み、常に優位な折衝をするのが外交の奥義ではないのか。日本人のお人好しにも程がある。(Yama) . . . 本文を読む
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■第3の推論法

2024-03-08 | ●北條語録
🔵世界的な大競争時代である。 政治も経済も企業も、イノベーションの道筋の中で、きびしい試行錯誤と分断が続く。産業構造のトレンドに加え、革新的な技術やデジタルな専門情報や、市場動向が加わらないと勝てる戦略や商品は生み出せない。 🔵戦中生まれの私の場合、戦後自由経済が台頭する中,米国の市場を知るため、先の大阪万博の翌年1971年に渡米、世界的な企業BBDOに短期間滞在し,マーケティングやテレビCMやブランド戦略を学んだ。戦後、海外渡航の解禁直後だけに感動の毎日だった。爾来、消費財の市場戦略や企業PR(CSR)や映像制作など、多忙な45年間を過ごす事ができた。折しも日本経済が世界に台頭する時で、極めてラッキーだった。 🔵しかしリタイヤー後、日本経済に景気のリセッション(バブル崩壊)が起こり、30年に及ぶ平成不況が日本を襲った。理由は神戸淡路大震災や、円高に伴うサプライチェーンの変動や、デジタル化による産業構造の大変革だつた。政治も大きく後れを取った。 その後の世界的なデジタル革新(スマホ普及)で、日本の産業構造も企業も消費生活も一変する。今年冒頭、34年ぶりの株価最高値を記録した。これを契機に推論による発想を駆使して景気を一挙に取り戻して欲しい。私ども年寄りはただただ傍観するしかないが、日本の叡智の今後に期待したい。(Yama) . . . 本文を読む
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■風光る弥生の歳時記

2024-03-02 | ●歳時記2)
🔵「三月や水を分けゆく風の筋」 (久保田万太郎) ,いくら歳を重ねようと、一年のうちで早春を告げる3月,この月ほど素敵な時はない。国も,企業も,働く人々も,学ぶ人達も、この3月をもって長い一年の生業(なりわい)に終止符を打つ。そのたゆまぬ努力の成果が問われる。 🔵「山笑う」「晴明」「仲春」「春暖」など春の季語に代表される様に、閉ざされた厳しい寒さから一転して、日増しに暖かくなっていく高揚感がたまらない。 やがて訪れる新しい春、政治にも,仕事にも,人生にも,思い切り新しい風を期待したい。(Yama) ●表題の写真は大阪城公園の梅林(Jtiro) . . . 本文を読む
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■青天の霹靂

2024-02-26 | ●令和新時代
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■老いるとは,今を生きる事。

2024-02-19 | ●山田語録
🔵「両忘」という禅語がある。白か黒かといった判断へのこだわりを忘れる事を言う。私たちは,好き嫌いや善悪と言った2者択一的な思考で、物事を見てしまいがち。物事を決めつける姿勢から解放されると、心に余裕が生まれる。 しかし世の中には,自分たちの不都合な事から逃れるため、敢えて忘れ去る不埒な人もいる。この人たちは懲りずにまた同じ過ちを繰り返す。 🔵高齢化が進む日本は、このままでいいのか。 ・高齢者の孤独、(引きこもりと孤立) ・友人なし(4割) ・切れる老人(増える) これらの要因で高齢者の社会に対するトラブルが絶えない。 しかも日本は「一人で老いて、ひとりで死ぬ社会」だと言われる。しかも全人口のほぼ3割を占める高齢者世代の発言が、極度に少ない。 何時からこんな情ない国になってしまったのか。(Yama)●表題の写真(風雪に耐えて景観を保つ京都、竜安寺本坊の屋根瓦) . . . 本文を読む
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■チェンライの2月

2024-02-13 | ●中西語録
🔵タイの北都チェンライの2月は、乾季で過ごしやすい。しかし北へ空路6時間の日本は、一変して寒気漂う真冬である。毎年の事ながら冬の日本に住まうと、タイの生活が羨ましく思うひと時でもある。しかし日本の季節の移ろいは早い。 愛嬌ある鬼が登場するや、翌日はもう立春、その最中、今年最大の寒気が、日本列島を襲う。年寄りには、一年で一番やばい季節でもある。ところが,その後一転して日本全土に暖気が漂う。まさに春の到来である。政治はいい加減だが、株価は、34年ぶりの高値更新で、「春立つ」日本を支援する。「立つ」とは,今まで存在しなかったもの,神秘的なものが、忽然と姿を表した言葉だと言う。まさに神のお告げと、有り難く噛み締めたい。 🔵「筆太に書く春闘の妥結額」(柏原眠雨)、 今年は政治に関りなく、物価が先導して大幅の賃上げが実現しそうだ。 本来、経済や景気は、政治が創り出すものと思っていたが、景気回復に政治が関与しなくても実現可能な事を知った。但し日本の外交や国防と平和は、日本の政治、最大の課題である。 春暖の最中、国と国民あげて、根底からの政治の改革刷新と、真の保守の台頭が望まれてならない。(Yama) ●(表題の写真は、タイ北部チェンマイの伝統ある街並みの一部、撮影Jtiro) . . . 本文を読む
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■日本神話散歩

2024-02-06 | ●北條語録
🔵「二千年近く一つの国が続いた例は,世界のどこにもありません」[私たちの国,日本の歴史は、壮大な叙事詩です]「神話と共に誕生し、萬世一系の天皇を中心に独自の発展をとげてきました」百万部を記録した百田尚樹著「日本国記」冒頭の一節である。 🔵昨年亡くなった作家で政治家の石原慎太郎氏は、遺作となった「歴史の十字路に立って」の中で,「今の若い世代は,この国について殆ど何も知らない」と前置きし,戦後のいがめられた教育の結果である事を直視し、世界に類を見ない日本の歴史を通じて,日本国民のアイデンティティを取り戻して欲しいと訴えた。そして「保守と称して,とどのつまりこの国に愛着のない日本の政治家達に愛国心について語る資格などありはしない」と激しく断罪した。 🔵また世界の王室史に詳しい宇山卓栄さんは、自著「王室で読み解く世界史」で現在,世界で「エンペラー(皇帝)と呼ばれるのは,わずか1人だけ、それは日本の天皇だ。世界に王はいるものの,皇帝は天皇を除いていない。」と結論した。 🔵そして,あの予期せぬ敗戦で一次歪みつつあった日本が、心あるこれら識者の先導によって、いま神話の復活や,政治における真の保守の誕生など、日本本来の姿に大きく回帰しつつある。日本のこれからに注目したい。(Yama) . . . 本文を読む
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■如月2月の歳時記

2024-02-01 | ●歳時記2)
🔵2月は古名を「きさらぎ」と言い「如月」と書く。2月は余寒きびしく、重ね着をしなければ到底耐えられない。 古書によると、それを「衣更着」(きさらぎ)とした事から「如月」と書く。言葉の由来もさることながら,日本語はどこまでも奥が深い事に驚く。 🔵来る3日は節分である。「赤鬼」や「青鬼」が村々を闊歩し、子ども達は逃げ惑う。 大人達はここぞとばかりに「鬼は外、福は内」と連呼しながら豆をまいて鬼を追い払う。古来から延々と続くユーモラスな日本の伝統行事だ。 🔵4日は「春が立つ」立春である。待ちに待った希望の春が、日本全土に訪れる。 「自民党の金の疑惑解明による政治改革」当面する「能登地震の救済」に、国民挙げて対処したい。 お陰様で株価は33年ぶりの高値だ。景気は底がたく経済も上昇傾向にある。天の神は、日本を捨てていない。 更に国を挙げて、25年の大阪万博を目指すべきだろう。 立春の如月、日本全土に春の暖気と明るさが,満ち溢れる事を期待したい。(Yama)●表題の写真は京都,吉田神社の節分祭(出典,吉田神社) . . . 本文を読む
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■再びタイの大運河構想

2024-01-22 | ●タイの大運河構想
🔵昨年来の自民党の不埒な悪業は、大きな検察の摘発にはならず終わりそう。派閥の中核の首はとんだが、その後「派閥解消」一部は残るとして何か煮えきらない。岸田首相も目が虚ろ。事は一政党内部の事のようだが,内閣を背負う政権政党の話だけに,内輪話では済まされない。この選良たちの悪行は、去る15年前2009年総選挙の自民大惨敗を忘れての事としか思えない。 前回と違い,野党勢力はたいした事はないと思っての事だとしたらそれは甘すぎる。天は必ず配剤する。 🔵昨年10月来、僅か4ヶ月ながら「日本保守党」なる新党誕生から,その飛躍の過程を具に見て来た。「機を見て敏」大政党自民のタガの緩みを見逃さず、YouTubeを情報伝達の武器にして、緻密な構想で着実に仲間(党員)を増やしてきた。 一方,大政党自民は、この新しい胎動に気づかぬか、無視なのか年末に悪行が発覚,検察に追われ、大半の派閥の幹部は役職を追われた。🔵さて、ここからが新年の賭け。国民はどう動くか。結果,政治はどうなるか。前回総選挙2009年民主党が政権を担当し、政治も経済もガタガタになり,国勢は大きく後退した。国民は,2度とその轍を踏んではなるまい。 いま政治は最悪ながら株も景気も好調、今年は,内外共に経済と平和を左右する大選挙が続く。いつに最良の結果が齎されるよう世の万の神々の加護をお願いしたい。(Yama) ●表題の写真(タイマレー半島の景勝地プーケット、TGタイ観光庁) . . . 本文を読む
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■異国で祝う日本の新年

2024-01-16 | ●中西語録
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■中小企業とイノベーション

2024-01-10 | ●北條語録
🔵新しい年が始まった。いま都心も地方の景勝地も、インバウンドの外国人で溢れかえる。彼らのお目当ては、日本の古都や社寺仏閣や、伝統文化に触れる事だ。ご当地グルメやコンビニも視野に入る。 そして彼らの観光体験の評価は、最高の境地、日本独自のもの、今後何回でも訪れたいと言う。中でも特筆すべきは、世界遺産の白川郷や、古く江戸時代から培ってきた日本の伝統的な商家など、いわゆる日本の中小企業の祖業の存在に興味を持つ人が多い事だった。🔵現在の日本企業の数は約360万社,そのうち99,7%が中小企業で大企業は僅か1万1千社、0,3%にすぎない。三井,住友,伊藤忠などの大規模企業は古く江戸時代の商家から、豊田やソニーや本田などの世界企業は、戦後昭和の中小企業から世界企業に雄飛したと言う。 日本の著名な科学者梅棹忠夫博士は、今を去る55年前、いみじくも日本の中小企業の知的生産技術とやがて来る情報産業の複合化について予見した。🔵敗戦から79年,私どもの日本は、廃墟からGDP世界3位まで脅威的な発展を遂げる。 最近の来日観光客の歓喜の声は、まさに日本の中小企業のイノベーションの成果を裏付けるものと言っていい。 世界最高峰、日本新幹線の安全運行を支える絶対緩まない特許ボルトナットを開発した東大阪のハードロック工業など、世界的な中小企業の存在は枚挙にいとまがない。私たちは、日本の企業と私どもの国、日本について検証し、改めて大いなる自信と誇りを持とうではないか。(Yama) . . . 本文を読む
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■福寿の歳時記

2024-01-04 | ●歳時記2)
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■新年ご挨拶

2024-01-01 | ●歳時記2)
🔴日本の新年は,神詣とともに開ける。元旦には,こぞって氏神さまに参ったり,その年の恵方の神社に参詣する。「初空や一片の雲輝きて」(日野草城). 世界的な文学者で日本の文化に詳しいドナルド・キーン博士は、自著「果てしなく美しい日本」(講談社学術文庫)の中で,様々語っている。「古代から日本では,山それ自体が御神体である。山々の神性を崇める信仰は,今日に至るまで続いている。日本人にとって、山々は精神的な故郷であって死後魂が帰りゆく場所であり,そこには先祖の魂と家の神々が永遠に在すがゆえに,反映と安寧の源とされる。」終稿の「世界の中の日本文化」の中では「日本人は,遠い昔から世界がある」と指摘している。そして「文化の程度がヨーロッパより非常に高い」と評価する。 🔴いま多くの外国人観光客が日本を訪れ、こぞって日本の文化や風土について絶賛する。しかし島国育ちの日本人は,総じて自虐的だ。加えて敗戦経験が政治や外交にも影響をもたらす。そして憲法改正もままならず、自主防衛にも影を落とす。 今年は、1月の台湾総統、3月のロシア大統領,4月のインド大統領,6月の欧州議会,7月の東京都知事,9月の自民党総裁、 11月の米国大統領などの重大選挙がある。いずれも世界の政治情勢ばかりか、日本の命運にも大きな影響が予測される。内外で日本の政治と防衛力と国民性が問われる所以だ。(Yama)●表題の写真(祝言曲「翁」能、白翔会より) . . . 本文を読む
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⬛︎令和5年の混沌

2023-12-24 | ●令和新時代
🔴「善き戦争はなく,悪しき平和というものもない」作家.城山三郎 (落日燃ゆ)、 アフターコロナの2023年は、ウクライナの戦争に明け、10月に始まったイスラエルとハマスの戦いで、歳を越しそうだ。しかし日本の糧道と言える中東からの石油輸送路の安全確保に、大きな支障がおきた。 既に日本のコンテナ輸送船が、如何わしい相手に乗ったれたという。しかし乗員が全て外国人という事で、日本政府はその対応にひとごとだ。何故、日本の有事に自衛艦を出して,海路の安全を確保しないのか。 加えて、米中関係に絡む中国の台湾侵攻は、時には、自衛戦になることもありうるという。正にウクライナの戦争は、それを実証してくれた。「平和憲法」があれは,平和でありうるという確証はない。時代錯誤も甚だしい。令和 🔴ところが歳末に際し政府自民党が、議員の自腹を肥やす催事に終始して、国難への対処が全く手ずかずだ。 何はともあれ、石油輸送路の安全確保のために、すぐ自衛艦の派遣をする事、まずは憲法改正がいそがれる所以だ。 このままだと日本は自滅する。ところが日本には、そんな危機感がない。 歳末に際して国の存亡を託す政治の根幹に大きな欠陥がある事が暴露された。神の采配と思いたい。兎にも角にも、来る新年、日本が大きく変わり、大きく前進する事を期待したい。(Yama) . . . 本文を読む
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■旅に出る

2023-12-16 | ●中西語録
🔵「旅は、無意味がいい」「弓を見ろ。いつも張り詰めていたら役にたたん。引いたら緩めなあかん。人間も同じ、緩めるのが旅や」「長いバスの旅は、ひとを画家にし、詩人にし、時に評論家にもする。」(作家、城山三郎)  至言である。 🔵人生格別忙しい時期に、仕事をほって一人旅には出かけにくい。最近シニアの一人旅、「青春切符」によるJRドンコ旅が盛んだと聞く。時間は有り余るほどある。百歳時代の到来で、老後の旅は計り知れず長い。ダラダラ過ごすか、計画的に過ごすかによって「其々の人生の旅」の成果が決まる。その結果は「神」のみが知る。俗説だが「神」とは「内なる神」の事、結果は、自身に帰属する。🔵計画的に過ごす老人に、痴呆症は少ない。「旅」=「動」と言うことであれば,納得がいく。老いて益々,自由闊達に行動する。時に「バス旅や青春切符の旅」に挑戦。全人口の3割を占める日本のシニア世代が、元気な行動世代になれば、いま政治課題の社会保障費の水脹れは解消する。シニア消費も増える。めでたし,めでたしである。  「旅」による活気あるシニア・ワールドの実現を期待したい。(Yama)  ●標題の写真は、タイの世界遺産スコタイを訪れた日本のツーリストたち(撮影・Yama (Jtiro)   . . . 本文を読む
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