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Eurythmics

 Eurythmics というバンドが好きだった。 アニー・レノックスとデイヴ・スチュワートという二人で結成されたイギリスのバンドで、1980年代にヒット曲を連発したことで知られている。私は「Sweet Dreams」という曲を初めて聴いたときから、彼らの音楽に魅了された。テクノポップなのか何か私にはよく分からないが、ボーカルのアニー・レノックスの容姿に驚いた記憶は鮮明だ。最初男性なのか女性なのか判然としなかったほど、ユニセックスなビジュアルは時代を一歩超えていたように思う。
 今、彼らのCDとして私の手元にあるのは「Greatest Hits」というベストアルバだけだが、18曲中すべが大ヒットしたと言ってもいいほど名曲ばかりだ。このCDに収められた曲をこのブログに載せておきたいな、とずっと前から思っていた。でも、曲もさることながらビデオクリップも素晴らしいものが多いので、YouTube から引っ張り出してくるのも名案だと思いついて、実行に移してみた。18曲すべてのビデオクリップが見つかったのは、いまだ「Eurythmics」ファンが世界的に多いことの証明であろう。


Love Is A Stranger
Sweet Dreams (are made of this)
Who's That Girl?
Right By Your Side
Here Comes The Rain Again
There Must Be An Angel (Playing With My Heart)
Sisters Are Doin' It For Themselves
It's Alright (Baby's Coming Back)
When Tomorrow Comes
You Have Placed A Chill In My Heart
Miracle Of Love
Sex Crime (1984)
Thorn In My Side
Don't Ask Me Why
Angel
Would I Lie To You?
Missionary Man
I Need A Man

 改めて聴いてみていい曲ばかりだと思った。だが、CDで聴くのとビデオクリップを見ながら聴くのでは印象がちがう。そういう意味で、今回いちばん心に響いたのは「The Miracle Of Love」だ。アニー・レノックスのボーカルが素晴らしい。切々と、しかも力強く歌い上げる彼女の声には、Miracle Of Love が秘められていると感じられた。特に、

The miracle of love
Will take away your pain
When the miracle of love
Comes your way again.

と繰り返されるサビの部分がいい。
「愛の奇跡があなたの痛みを持ち去る・・」
男女の愛にとどまらず、親子の愛、民族の愛、さらには人類相互の愛が私たちを苦しみから救い出してくれる。「そんなこと自明の理だ」と言ってしまえば言えるだろうが、それを願いながら生きていくのが人間だ。
 いい詞だ。
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