毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
たぬき
昨日の3時過ぎ、塾から家に戻ろうとしたら、坂の途中に何かが走って行った。「猫かな」と目を凝らしてみたが、どうも違う。次の瞬間、閃いた、「たぬきだ!!」
なんでこんな明るい時にたぬきが出てくるんだろう?不思議に思いながらも、後を追っていったら、一目散に逃げるのでもなく、何となく後ろを気にしながら坂を上って行くようだったので、「お~い、たぬき!」と叫んでみた。だが、ちょっとそれは間抜けかな、と思い直して、犬を呼ぶときのように口笛を吹いてみた。
すると立ち止まり、くるりと振り向いて、まっすぐこちらを見つめ始めた。私もそれ以上近づかずにじっと見つめ返した。かつて夜中に犬のエサを漁りに来ていたアライグマと闇の中で対峙したことはあるが、お互いの姿がはっきり見える日中に野生の動物と向かい合ったことなどなかったので、俄然ワクワクしてきた。
「そうだ、写真をとろう!!」
運よくズボンのポケットに携帯があったので、素早く取り出して写真を撮った。
残念なことに、私は今の携帯のズーム機能の使い方が分からない。写るかどうか、自信はなかったが、とりあえずシャッターを押してみた。坂の上の方、停めてある車の横に小さく写っている。ふさふさした毛をもうちょっとはっきり撮りたかったが、うまくいかなかった。
やはりもっと近付くべきだな、と思って、2・3歩進んだら、それまで大人しくしていたたぬきが、突然踵を返して茂みの中に走って行ってしまった。失敗・・。
家に戻って、妻と父に「たぬきがいた!」と報告したところ、父は「よくこの辺りに来る奴らだろう」と、見なれているようなことを言った。「そうなの?」とちょっとがっかりしたが、それにしてもこんな日中に出てくるなんていい度胸してるなあ・・と感心しながら、家を出たら、なんと、またいた!さっきと同じたぬきだ。
「またたぬき!!」
と叫びながらたぬきの方に走って行ったら、今度は間髪いれず逃げ出した。さすがにすぐに見失ってしまったが、「ミューミュー」と鳴き声が茂みから聞こえてきた。まだ近くにいるのかな、と思って見回したら、さっきの奴とは違って妙な姿をした生き物が飛び出してきた。大きさは同じくらいだが、腹の周りに毛がなくてしわしわの皮膚がむき出しになっている。顔にも毛がなくて鼻先がとがって見えた。そいつが「ミューミュー」と鳴きながら、坂を走って行くが、スピードが出ずなかなか進んでいかない。これなら写真がを撮れるかなと思って試したところ、今度は少しばかり大きく写すことができた。
写真を撮ったらすぐに茂みの中に走り込んで行ったが、今思えば体が弱っていたのかもしれない。最初は子だぬきかな、と思ったが、毛の抜け具合は尋常ではなかった。もしかしたら、老齢か病気のために仲間からはぐれてしまったのを、元気な奴が探しにきたのかもしれない・・。
それにしても野生動物が日中に人間の目に留まるような場所に出てくるのも珍しい。なにかの前触れでなければいいのだが・・。
なんでこんな明るい時にたぬきが出てくるんだろう?不思議に思いながらも、後を追っていったら、一目散に逃げるのでもなく、何となく後ろを気にしながら坂を上って行くようだったので、「お~い、たぬき!」と叫んでみた。だが、ちょっとそれは間抜けかな、と思い直して、犬を呼ぶときのように口笛を吹いてみた。
すると立ち止まり、くるりと振り向いて、まっすぐこちらを見つめ始めた。私もそれ以上近づかずにじっと見つめ返した。かつて夜中に犬のエサを漁りに来ていたアライグマと闇の中で対峙したことはあるが、お互いの姿がはっきり見える日中に野生の動物と向かい合ったことなどなかったので、俄然ワクワクしてきた。
「そうだ、写真をとろう!!」
運よくズボンのポケットに携帯があったので、素早く取り出して写真を撮った。
残念なことに、私は今の携帯のズーム機能の使い方が分からない。写るかどうか、自信はなかったが、とりあえずシャッターを押してみた。坂の上の方、停めてある車の横に小さく写っている。ふさふさした毛をもうちょっとはっきり撮りたかったが、うまくいかなかった。
やはりもっと近付くべきだな、と思って、2・3歩進んだら、それまで大人しくしていたたぬきが、突然踵を返して茂みの中に走って行ってしまった。失敗・・。
家に戻って、妻と父に「たぬきがいた!」と報告したところ、父は「よくこの辺りに来る奴らだろう」と、見なれているようなことを言った。「そうなの?」とちょっとがっかりしたが、それにしてもこんな日中に出てくるなんていい度胸してるなあ・・と感心しながら、家を出たら、なんと、またいた!さっきと同じたぬきだ。
「またたぬき!!」
と叫びながらたぬきの方に走って行ったら、今度は間髪いれず逃げ出した。さすがにすぐに見失ってしまったが、「ミューミュー」と鳴き声が茂みから聞こえてきた。まだ近くにいるのかな、と思って見回したら、さっきの奴とは違って妙な姿をした生き物が飛び出してきた。大きさは同じくらいだが、腹の周りに毛がなくてしわしわの皮膚がむき出しになっている。顔にも毛がなくて鼻先がとがって見えた。そいつが「ミューミュー」と鳴きながら、坂を走って行くが、スピードが出ずなかなか進んでいかない。これなら写真がを撮れるかなと思って試したところ、今度は少しばかり大きく写すことができた。
写真を撮ったらすぐに茂みの中に走り込んで行ったが、今思えば体が弱っていたのかもしれない。最初は子だぬきかな、と思ったが、毛の抜け具合は尋常ではなかった。もしかしたら、老齢か病気のために仲間からはぐれてしまったのを、元気な奴が探しにきたのかもしれない・・。
それにしても野生動物が日中に人間の目に留まるような場所に出てくるのも珍しい。なにかの前触れでなければいいのだが・・。
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