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箱入りネコ娘


 
 ガラス越しで反射してしまい、見にくいのが難点だが、縁側に干してあったキャリーバッグの中に納まっているのは、我が家のメスの『愛猫』・チョボ。買い物から戻って来たら、こんな状態で眠っているのを見つけたから写真を撮ってみた。ガラス戸を開ければもっときれいに写っただろうが、そんなことをすれば逃げ出すに決まっている。
 と言うのも、このネコを飼い始めて何年も経つが、私たちに馴れていない。家に立ち寄るのはお腹が空いてエサを食べたくなったときのみ。普段は野良ネコ状態でどこにいるのか誰も知らない。勝手気ままに出歩いている。夜も、たまに家にいると朝方出せと言ってニャーニャーうるさいので、エサを食べたらすぐに外に出してしまう。私たちはそれなりに愛情を注いできたつもりだが、チョボの方で勝手に私たちに心を開かないのだから、こんな関係になるのも仕方ないだろう。
 そんなチョボでも、この写真のように時々お茶目さを見せるものだから、見捨てるわけにもいかず、エサのために家に戻ってくるとすぐにキャットフードを与え少しばかり歓待してしまう。
 そんな私たちは、チョボの目にどう映っているのだろう。訊いてみたいものだ。

 
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