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金柑

 父がMRI検査を受けることになって、朝早く整形外科まで連れて行った。検査が終わるまで30分ほどかかるということなので、病院の周囲を散歩することにした。普段は生徒の送迎で週に何度も車で通る道だが、歩いてみるとまるで風景が違っていて楽しかった。まだ日差しが弱かったので、歩いていて汗ばむほどではなかった。
 しかし、坂道はきつい。運動不足が露呈してしまうほど息が弾んでしまったため、歩みを止めて息を調えた。すると、歩道にこんな物が落ちていた。



 「金柑だ!何でこんなところに?」
と思いながら、ぐるりと周りを見渡したら、ほお、あんなところにも・・・。



 すぐに視線を上げてみたら、おお、たわわに実った金柑の木があった!!



 これはすごい、と思いながら、木の根元を見たら、金柑だらけ・・。



 これだけ転がっていると勿体ない気がして、なぜ家の人は採ろうとしないのか、不思議に思えた。
 でも、私にとっては初めて見る金柑だが、家人にとっては毎年のことで珍しくも何ともないのかもしれない。そんな人にとっては、金柑など一顧だにする価値がないかもしれない。
 かと言って、私が勝手に拾ってくるわけにもいかず、その場を離れたが、どうにも勿体ない気はぬぐえなかった。
 
 ところで、金柑てどうやって食べるんだろう?
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