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消費増税

 「10月からの消費税増税に伴い、現在の消費税込みの月謝を2%の増税分引き上げさせて頂くことになりました。
 ご父兄にはご負担をおかけしますが、どうかご理解の上、ご協力頂きますようよろしくお願いいたします」

 こんな通知を今月に入って、塾生全員に配布した。きっと今回も断念するだろうな、と高をくくっていたのに、とうとう増税が現実のものとなってきたので、1ヶ月前にはお知らせするのが礼儀だろうと、通知した次第だ。
 数年前に消費税を月謝に上乗せしなければならなくなった時も、こんな案内を出したのだが、塾の月謝に消費税がかかるっていうのは今でも解せない。そもそも消費税を導入した目的は、
 ①税制全体のバランスをとるため
 ②個別間接税の問題点を解決するため
 ③高齢化社会の財源を確保するため
の3つだが、今や消費税は日本の財政全体の21.9%を占めている(財務省の平成28年度データによる)そうだ。この消費税のお陰で所得税や法人税などに依存する割合が減ったようだが、大きな利益を上げている企業の法人税を減らし、消費税ばかりを上げるというのも私には納得できない。しかも本当に高齢化社会の財源に充てられているのかどうかもはっきりしない状態では、消費税が10%になるのにはとても賛成できない。というより、賛成したくない。

 などと文句を言ってみたところでどうにかなるものでもないから、粛々と消費税10%を集め、納め続けねばならないだろう。でもなあ、やっぱり・・。
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