８年間子授祈願者が先代（父）他界直後「いつになったら娘に子が」と文句を。「お母さん、貴方が産むんかい。私は本人の顔を一度も見た事が。いったい神仏に何を期待しとる」と。その後、娘が数回来寺の後懐妊。「凄い」と。「偶然だ。但しこれを今後の教訓に。如何なる事も人任せにするなよ」と娘に。
室町時代の禅僧一休さんが「欲を捨てよ、と言う側から拾うて回る寺の坊主」と。一千年前からそうだったんだ、坊主は。生前中父が「自分の家庭も安穏に出来ん者がどの面下げて家庭円満を説く。酒飲んで醜態をさらす者がどの面下げて禁酒祈願を受ける。『まずはお前がやれや』と人に言われるよ」と常に。