葬式で故人にお礼を言わんと気が済まんという人達が。逆に故人もその大半が世話になった方々にお礼を言えずに旅立つ。子孫に「私に代わってお礼を」と託すが葬式時の答礼。所謂葬式は「有難う」の交換会にて。場所を閉じたらあかん。最期は故人を知る多くの人達で囲み「お疲れ様」と送ってあげようや。
昔はどこの家にも喧しい老人がいて正月、３月８月９月の精霊月、１２月には子や孫を無理やり仏壇前に座らせ合掌を。また「菓子を貰ったらまず仏壇に供えんかい。その中に霊魂がおるおらんは大した問題ではない。それで施すという心が育つ」と。頭を下げる対象物が家にあるかないかでは、大きな違いが。