【臨時法話】 松本人志さん問題に関しての話。あまりに問われるので、ここに。
毎日の様に、松本人志さんの問題が話題に。そうなると、頻繁に「住職はこの問題、どう思いますか」の質問が方々(檀家、知人、SNS 内)から。「どう思いますか」と聞かれてもですね。拙僧は全く無関係(部外者)にて、その事に対して全くの無知(情報無し)、の人間だから、意見の出しようがないですもんな。テレビを見ても、SNS を見ても皆、よくそんな『講釈師、見てきた様な嘘をつき』の様な意見が出せるな、と思う。実際にご本人と関わってる人達なのかな、意見を述べている人達は、と。それとも、ご本人に対する映像越しの『好き、嫌い(印象)』だけで、ここぞとばかりに、勝手な評価をしているのかな。
ただ、この問題に対する意見を聞かれる度に、ある出来事が思い出されます。それは、過去に2度程投稿させてもらったお話ですが。ある知人男性が1人でエレベーターに乗っていた時、別の階から2人の女子高生が。すると、別の階でドアが開くと同時に、その女子高生達が「この人、私達を触ってきたんです」と大声で。が、知人男性は至極冷静に、その女子高生達に「君ら、ほら」とエレベーター内の防犯カメラを指差すと「チッ」と舌打ちして、悪びれもせず立ち去って行ったとの事。その一連の事を報告に来た知人男性が「防犯カメラがあるを確認もせず、仕掛けてきたんですかね。こんな稚拙な子らに、人生をズタズタにされる人もいるんだろうな、と背筋が冷えましたよ。手っ取り早く、お金になりますもんね、こんな行為で。なんか、怖くないですか、昨今の世の中」と拙僧に。
その後、これと同類の話を拙僧、SNS で1度読んだ事が。こんな話は世の中に、結構ある話なのかもしれませんね。だからと言って、この度の松本人志さんの話がそうだと言っている訳ではないですよ。映像や音声が残っていないなら『言った、言わんかった』類いの争いに。双方共(もしかしたら、被害者、加害者)に、当事者(家族を含む)の人生が掛かった大問題ですので『無関係の人達は口を閉じ、当事者間だけで慎重にやってもらいたい』というが、拙僧の意見と言えば、意見ですかな」と、質問者には答えています。
この件に関連して、檀家の爺様がこんな話を拙僧に。「住職よ、松本人志さんの問題をテレビで見てるとな、自民党が失態した時だけ騒いで出てくる『職業政治家』のそれに似てるな、世の中の騒ぎ方は、と感じるんだよな。松本人志さんの問題とは無関係だが、この先の政治だけどな、選挙があるとしても、またいつもの如く、野党よりは自民党の方が『まだマシ選挙』になりそうな気がせんか、住職よ」と。「そうだね、日本国内だけの政治なら、この国は平和だからね、どの党がトップになっても出来るだろうけど。問題は外交なんだよね。野党に外交(国民の命を守る事)が出来る人がいるとは、思えないんだよな。それよりもさ、もう大概聞き飽きてきた選挙のある度に『〇〇選挙』なんて皮肉っぽい言い方をしたら、爺様も野党の人達と何ら変わらんばい」と拙僧。
すると爺様が「そうやな、いかん、いかん。だけどな、住職よ、話を元戻すが、松本人志さんの件なんだが、悪い事を本当にやってたのなら償わないといかんが、だけどくさ、今日までに、どれ程の人達を笑いで救ってきたんだろうな、彼は。この問題が出なかったら、今後も、どれ程の人達を笑いで救っていったんだろうな。わしも結構、救われてきた側の人間なんでな。間接的ではあるが、孫との会話の潤滑油にもなってくれていたしな」「爺様よ、まだ、結論(白黒)は出てないがな。まあ、世間が騒いでいる事が事実なら、当然、償わないといけないだろうが。しかしですね、叩いて埃の出ない人間なんて、恐らく誰1人もいないもんね。こう言うと『じゃ、生まれたばかりの赤子はどうなんだ』と、明後日の方向から物を言ってくる人達が必ずいますが。対し、その人達には拙僧『自分で考えたら、わかろうもん』と返しますけどね。自分も叩かれたら埃の出る人達が、ここぞとばかりに寄ってたかって叩きにやってくる。恐らく、次に叩かれる人(叩く標的)が出てくるまで、この叩き(松本人志さんへの)は続くだろうね。叩かれたら埃の出る人間を片っ端に吊し上げ、排除していったら、世の中、どうなってしまうんだろうね。こういう表現はいけないのかもしれないが、面白くない世の中になるんだろうね」と拙僧、この檀家の爺様に。
次回の投稿法話は、1月25日になります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます