1昨年亡くなり、精神科医でエッセイストの斉藤 茂太氏のエッセイです。
難しくもなく、楽しく読めました。
「心の掃除」としたことについて、掃除といえば、部屋や庭の掃除と言うことに
なるが、「心の掃除」もやっておきたいものだ。
「イライラ」や「ベソベソ」・「グズグズ」することもなく、
「すっきりとした気持ち」 で過ごしたらどんなにいいか。
こんな言葉も聞く、
「家が散らかっているのは、心が散らかっているから」と。
「心のありようは、部屋の整理整頓、片付けぐあいでわかる」と。
自信のなさ、心の戸惑い、無気力、コンプレックス、品性の欠乏などで
恐れる心が知らずにイライラやベソベソ、グズグズを生み出している。
これらから抜け出すためのヒントとしての本書で、誰にも引け目を感じずに
明るく、はつらつと生きていきたいもの。
6章から書かれていますが、各章少しだけ抜粋
第1章 「明るい自分」は朝つくられる
あいさつひとつで、心も一つになる
人への思いやりが、自分を明るくする
上手くいけばよし、失敗しても悪くない
「明るい人」に近づき「明るい自分」になる
第2章 「力を抜く」と力が生まれる
「相手の性格は変わらない」
粋な人には「宵越しのぐち」を持たない
暇人になるな、自分を忙しくさせなさい
第3章 がんばる人は、がんばり過ぎない
「~しなくては」の気持ちが自分を窮屈にする
がんばり過ぎない智恵を持とう
「楽しいこと」なら、頑張りすぎもOK
第4章 前向きな人は、失敗から学ぶ
過去は変わらない、未来はわからない
「とりあえず」と言う軽い気持ちで始めよう
歩みはのろくても、「着々一歩」を重ねよう
第5章 「自分を好きな自分」をつくる
人を喜ばせる「自己満足」なら大いにすべし
「憧れの人」が自分を鍛える
「人のため」が「自分のため」に変わる喜びを
第6章 「幸運な人」は、その準備ができている
表情の「生き生き」が、運も人も引き寄せる
ミスや不運を引きずる人は、自ら次のミスや不運を招く
「今が絶好調」の時ほど、慎重であれ