夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

NHKスペシャル 「がん治療 治らないと言われたら・・・」

2008-12-02 19:32:13 | Weblog

   昨日は老人施設、今日は昨夜のNHKスペシャル「ガン医療」と私にとっては
   気になることばかりです。

   常々わたしは、認知症寝たきりになるより、死ぬときは「ガン」でよいと
    思っているほどですが、現在ガンに罹っている方には大変失礼なことかも
    しれません。・・・最後まで自分の意識があることから・・・・

   昨日のスペシャル「あなたのガンは治らないといわれたら・・・」はかなり
    ショックを受けました。治らないがんは治療の余地もないことで、死を待つ
    しかないのです。しかも病院からは出され医療法の改正で、2ヶ月を越
    ると病院側は儲からないから)家にて近くの医者のターミナルケアー
    となるわけです。

   痛みをとるためのモルヒネ等、食べ物が入らないから、点滴、また管による
    流動食、それも病院ならば安心してもいられますが家庭では、不安に怖れ
    ながらです。

   13年前になくなったわたしの姉の場合は、3年間のガンとの闘いで
    したが、最初の5ヶ月は手術後でしっかり入院したまま、その後抗がん
    剤の投与で 出たり入ったり、最後3ヶ月は末期で入院のままでした。

      家にいても、「異常を感じたらいつでも病院へ」と病院側の態勢に、
   委ねられました。
    あまり衰えることもなく、最後までしっかりしていました。

   しかし、9月に亡くなった親戚のAさんの場合は、1年余り前にガンの
   発覚で最初から手術は出来ず 半年ほどの入院から、後は家にて、近く
   の医者の往診や、時に病院へ通院で最後は家で迎えました。食事も摂
   れず、やせ衰えていました。

       近くに良いホスピスがあればですが、ガンも末期となれば放っておかれ
    これからの医療を思うとき、「ガンで死ぬのが・・・」とも言えない時代です。

   時同じくして評論家の俵 萌子さんの訃報を新聞で目にしました。辛口評論
    で著書も多くよく読みました。乳がん手術から、後群馬で工房(陶器)を持ち
    美術館もありました。77歳 肺炎だったそうですが・・・・ご冥福を祈ります。
     著書「人生に定年はない」 「子どもの世話にならずに死ぬ方法」等