ドイツの哲学者ニーチェと言えば,難解なイメージさえあり、敬遠し勝ちと
なりますが、この本には誰にでも理解できる短文が紹介されています。
手元においてもと昨日購入しました。 ただ今ベストセラーの一つ
わたしが中学生の頃、先生がよく哲学者の話をしてくれ、名前だけは
覚えた ものです。 「セネカ曰く・・・・・」など・・・・
デカンショと言えばデカルト、カント、ショーペンハウエルの3人の哲学者、
そして古代のセネカ、ソクラテス、近きはケルケゴール、ニーチェ、サルトル
などでした。「人間は考える葦である・・・パスカル」は、この頃覚えました。
「ニーチェの言葉」では哲人の教えとして 「己について」 「喜について」
その他「生」 「心」 「友」 「人」 「愛」 「知」 「美」についてそれぞれ名言
が記されています。
「己について」 少しの悔いもない生き方を 今のこの人生をもう一度
繰り返してもかまわない生き方をしてみよ。
「生について」 いつかは死ぬのだから ほがらかに全力で、時間は
限られているからチャンスはいつも今だ。
「友について」 信頼関係があればべたべたしなくていい。土足で入る
人とはつきあわない。気遣いと配慮が大切。
「人について」 人を待たせるのは何も使わずにその人を人間的に悪く
させてしまう不道徳きわまりない方法だ。
「愛について」 愛と尊敬は同時にはもらえない。尊敬は相手との間に
距離ガあるが、愛には上下も区別も力もない。自尊心の
ある人は、しばし愛されないことになる。愛も尊敬も思うが
やはり愛を選んだほうが心地よいだろう。
「知について」 賢さを見せ付ける必要はない。賢い人に特有の一種の
鋭敏な冷たさや考え深さによって人々を傷つけることも
なくなる。
「美について」 すべての良い事柄は、遠回りの道を通って、目的へと
近づいていく。
少しだけ抜粋してみました。