今日のシネマ
Mr.レディ Mr.マダム 1978年 フランス/イタリア
バードケージ 1996年 アメリカ
◆俳優の名前をクリックすると 詳細が見れますヨン◆
今回は2本一緒のレビューです。
なぜなら どちらも ジャン・ポワレの人気舞台劇 「ラ・カージュ・オウ・フォール」 がオリジナルになってるから。
最初にフランス版の 『Mr.レディ Mr.マダム』 を観て、次にアメリカ版の 『バードケージ』 を観ました。
両作品を観た多くの人たちは やはりフランス版の方がいいと言ってるみたいですね。
その方がなんとなく映画ツウ(!?)みたいな感じがしたりするけれど
私は後から観た アメリカ版の方がすんなり自分の中で楽しめました。
これは、簡単に書くと おかまクラブを経営する父(父自身もゲイ)を持つ息子が お堅い政治家の娘を好きなり
それを彼女の両親に知られたくないために バタバタしながら場を取り繕う話なのですが
いろんなことがフリーになってきた現代でも やっぱりまだまだ好奇な目で見られがちのゲイが
この時代に生きていくのはどんなに大変だったろうか、と コメディでありながら同情心いっぱいで観ちゃいました。
ちょっと話が逸れるけど、私のママはかなり太っていて、小学生の時の授業参観で、
いつも一番で教室に入ってくるママを 「恥ずかしい」 なんてひどいこと思っていた鬼のような娘です。
それが自分の親がゲイで、しかも おかまクラブの経営者とかだったら
きっと引きこもりになってたかもしれないなぁ。
でもね、どんな職業に就いていても どんな趣味を持っていても
常に自分の事を一番に思ってくれる親なんだ、ってことを この息子も身を持って知るわけなんですよね。
あ、なんだかしんみりしてきちゃいましたか?
これはあくまでもコメディですので いっぱい笑いながら観てください。
楽しいよ~♪
フランス版、アメリカ版、両方を見比べると尚楽しい。
でもね、アメリカ版では あの ジーン・ハックマン の女装が見れちゃう特典付き。 (笑)
しかもこちらは 私が天才と崇めている ロビン・ウィリアムス が出てますから。
主演のアルバート役に ネイサン・レイン (最高!)
ジーン・ハックマンの奥さん役は ダイアン・ウィースト。
息子の彼女役には 「アリー・マイ・ラブ」 の キャリスタ・フロックハート が出ています。
なんだかアメリカ版ばかりをひいきしてるみたいになっちゃったけど
どちらがお好みかは 是非ご自分で。