今日のシネマ
2006 アメリカ
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P・D・ジェイムズの『人類の子供たち』を「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフォンソ・キュアロン監督が映画化した近未来SFサスペンス。
子供が誕生しなくなった近未来の地球を舞台に、人類の未来を左右する一人の少女を巡る攻防に巻き込まれた主人公の運命をスリリングに描く。
人類に最後の子供が誕生してから18年が経過した西暦2027年。
原因がわからないまま子孫を生み出すことの出来なくなった人間には滅亡の道しかないのか。
希望を失った世界には暴力と無秩序が際限なく拡がっていた。
世界各国が混沌とする中、英国政府は国境を封鎖し不法入国者の徹底した取締りで辛うじて治安を維持している。
そんなある日、エネルギー省の官僚セオは、彼の元妻ジュリアン率いる反政府組織“FISH”に拉致される。
ジュリアンの目的は、ある移民の少女を“ヒューマン・プロジェクト”という組織に引き渡すために必要な“通行証”を手に入れることだった。
最初は拒否したものの、結局はジュリアンに協力するセオだったが… (TSUTAYAより)
なんだかディズニーランドを思い出すようなタイトルの映画です。
・・・・・しかし、なんて書けばいいんだ。
私のように 脳みそが単純にできてるものには ちょっと高度な映画でした。
レビュー読むと、やっぱり感想が両極端みたいですね。
今の日本の社会現象でもある ”少子化” を通り越して 18年も子供が誕生していない世界・・・。
それって観点を変えると 高齢化社会への不安てことでもあるはずなのに
この映画では じいさんばあさんがウヨウヨしてるわけでもなく
テロだの 不法入国者だの、って なんでそうなるの? ってことがあちこちで起きています。
こうなったら最後の手段・・・・・難しい内容は捨てちゃえ!(笑)
主人公のセオ (クライヴ・オーウェン) が 移民の少女キー (クレア=ホープ・アシティ)と
赤ん坊をどっかの平和組織みたいなところに渡そうと逃げ惑う場面では
もう、めちゃくちゃ手に汗握りつつ画面に釘付け!
なんかカメラワークもすごくて こっちも一緒に逃げてる感覚。
怖かった・・・
そして一番の見せ場は、キーの赤ん坊の鳴き声で 戦場の場面がシーンとなり
敵も味方も市民も とにかくその時は一つになるの。
すっごく胸が熱くなる場面。
ラスト、どうなるのかはあえて書きませんが、あんなに意味がわからない状態でスタートしたのに
いざ、観終わって見たらすごい充実感。
・・・不思議な力を持つ作品でしたねぇ。
セオの元奥さん役に ジュリアン・ムーア 。
なんだか久々だったのにすぐ死んじゃった。
それとセオを助ける老人の役で マイケル・ケイン が出てるんだけど、これがまたすっごく良かった。
彼の存在はこの映画の中では 主人公以上に大きかったと思います。