毎日がHappy気分♪

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そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

NO118 活きる

2008-12-23 04:58:29 | 映画でハッピー♪

今日のシネマ

1994年 中国

俳優の名前をクリックすると詳細が見れますヨン

 

180分という長時間にも関わらず 全く飽きることなく観ることができました。

『至福のとき』 に続いて チャン・イーモウ監督 の作品。

日本で公開されたのは製作されてから8年も経ってから。

何でだろう・・・

黒澤明監督の 『生きる』 とは 違う字を使ってますね。 

 

さて・・・・物語は1940年代の博打シーンから始まります。

主人公の福貴(グォ・ヨウ)が博打で資産を全て失ってからの波乱の人生を 中国の時代の流れと共に10年毎の節目で描いていきます。

一度は愛想をつかして出て行った身重の妻、(コン・リー) が 子供を出産して戻ってきてからは 

困窮生活の中、なんとか皆で力を合わせて生きていく。

50年代の大躍進政策、60年代の文化大革命 と 中国の激動の時代を生き抜いた福貴たちは

決して特別な家族ではなく 当時の庶民の中の一つだったと思います。

『影絵』 という芸が身を助けたことや、博打で資産を失ったことが 結果的には生き延びられた材料になるなど

愛しい子供の死はあったにせよ、とても運が良かった例なのでしょう。

かなり前に文化大革命を描いた 「ワイルド・スワン」 という本を読みましたが

その時もいろんな意味でショックを受けました。

でもこの作品は、悲惨な出来事をただ並べただけではなく、ユーモアがそこここに散りばめられていて

チャン・イーモウ監督のセンスを感じました。

観終わった時に 「生きる」 と 「活きる」 の違いを感じられるはず。

グォ・ヨウ も コン・リー も 子役達も、本当に素晴らしかったです。

自分のユルユルな毎日を振り返る作品になりました。

今日も精一杯 「活きよう」 っと。

 

 

 

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コメント (4)