今日のシネマ
2017年 アメリカ
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全世界で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」を、
「ウォールフラワー」のスティーブン・チョボウスキー監督・脚本で映画化したヒューマンドラマ。
ごく普通の10歳の少年オギーは、生まれつきの障がいにより、人とは違う顔をもっていた。
幼い頃からずっと母イザベルと自宅学習をしてきた彼は、
小学5年生になって初めて学校へ通うことに。
はじめのうちは同級生たちからじろじろ眺められたり避けられたりするオギーだったが
オギーの行動によって同級生たちは少しずつ変わっていく。(映画comより)
これは、今年私が観た映画の中で間違いなくベスト3に入ると思われます
素晴らしい映画でした
コロナで荒んでる心を癒してくれること間違いなし!(あくまでも個人の感想です)
「僕は10歳、普通の子じゃない」
という主人公オギーのナレーションから始まります
遺伝子疾患により顔に障がいを持って生まれてきたオギーは
既に27回にも渡る整形手術をしています
数ある難病ものの映画と違うのは
主人公だけではなく、家族や友達という周りの人の視点でも描き
それぞれが抱える悩みを浮き彫りにしている点です
その一人一人の気持ちが痛いほどわかって私は何度も泣いてしまいました
また、編入した学校の校長先生が本当に良い人で、
オギーが初めて学校に行った日、黒板に書いた言葉が
『When given the choice between being right or being kind. Choose kind.』
(正しさか優しさかの選択を与えられた時は優しさを選びなさい)
オギーだけではなく、全部の生徒の事を一番に考え、いつも温かく見守ってくれています
オギーのような子(人)はトリーチャーコリンズ症候群といって実際に存在します
これは映画なのできれいにまとめられていますが
実際には言葉にできないくらい大変な人生を歩んでいると思います
”見た目は変えられない、見る目(心)を変えなければ” という校長の言葉通り
その、周りの見る目を変える手段としてこの映画は観る価値があると思います
主人公オギーは 『ルーム』 で名子役ぶりを発揮した ジェイコブ・トレンブレイ
そして、ママは なんと ジュリア・ロバーツ
パパは オーウェン・ウィルソン
校長先生は マンディ・パティンキン
個人的には オギーの親友になる ジャック役の ノア・ジェブ が良かったです
実はノア君、最近では 『フォードvsフェラーリ』でクリスチャン・ベイルの息子役をやってましたっけ
とにかく、いい映画でした
私はこういうストレートに心に届いてわかりやすい映画が好きなんです
お子さん(お孫さん)と一緒に観たらもっと最高だと思います
お薦め!!!