今日のシネマ
2020年 日本
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2021年の日本アカデミー賞で最優秀作品賞と最優秀主演男優賞を受賞
絶対に観たいと思ってたら凱旋上映されていたので
週末を避けて観てきました
トランスジェンダーとして生きる凪沙(草彅剛)と
親のネグレクトにより愛情不足で生きてきた少女 一果(服部樹咲)
その一果を期限付きで預かることになった凪沙が、
最初は感情表現の薄い一果に戸惑い、
面倒なことを引き受けてしまった感でいっぱいだったのに
次々に起こす彼女の問題行動に対応しているうちに少しずつ母性が目覚め始める
そして社会とのつながりを極力避けてきた凪沙が
一果のことでそうはいかなくなり、むしろ自分から社会とつながろうとする・・
その過程が私はなんとも愛おしかった
母親は子どもによって作られていくんだなって
しかし・・・
三人の(本当の)母親が出てきます
一果の母親(水川あさみ)、一果の友達りんの母親(佐藤江梨子)
そして、凪沙の母親(根岸季衣)
かけがえのない我が子の気持ちを最優先していた時もあったろうに
気付いたらその心を受け止める余裕は消えてしまい
自分の事しか考えない、世間体ばかり気にする親に・・
母親って何なんだろう・・
私自身のことも含めて色々考えさせられました
オーデションで選ばれたという服部樹咲ちゃん
4歳からバレエをやっていたということで
本当に美しい舞いでした
剛くんも頑張ってましたね
脇を固める俳優さんたちもみんな良かったです
特に、バレエ教室の先生役、真飛聖さん
実際にバレエ経験がある方たちからも絶賛されてますね
夜の公園でバレエの練習をする凪沙と一果は
まさにミッドナイトスワン・・・
良い作品でした