今日のシネマ
ラヴィ・ド・ボエーム・・・1992年 フィンランド・スウェーデン・フランス・ドイツ合作
ル・アーヴルの靴みがき・・・2011年 フィンランド・フランス・ドイツ合作
◆俳優の名前をクリックすると詳細が見れます◆
今回は2作品同時にアップします
両方とも監督は アキ・カウリスマキ
実は『ル・アーヴルの靴みがき』を鑑賞した後、約20年前に製作された
『ラヴィ・ド・ボエーム』に 同じキャラクターが出ている、と知って
すぐにレンタルしたんです
そのキャラクターとは アンドレ・ウィルム 演じるマルセル・マルクス
二作品を観終わって、マルクスの20年間の足跡をグルグルと想像してしまいました
『ラヴィ・ド・ボエーム』 は 画家のロドルフォ、作家のマルセル、音楽家ショナール
という芸術家?3人が ひょんなことから知り合って共同生活を始める話。
プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」で有名な、アンリ・ミュルジェールによる小説を、
カウリスマキ監督が ”原作を台無しにしたプッチーニへの復讐をこめて” 映画化したとか。
『ル・アーヴルの靴みがき』の方は、マルセルが不法移民の少年を助けることになるのだけれど
社会問題を取り上げながらも心がポカポカと温かくなるストーリーで
町の人たちがなんともいいんですよ~
おまけにラストには素晴らしい奇跡が待っていました
徳を積んでいればいつかは報われる、と思えるか
こんなのどうせ絵空事よ、と思うか
捉え方は人それぞれ
カウリスマキ監督の常連さん カティ・オウティネン がマルセルの奥さん役です