今日のシネマ
2007年 イギリス
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少年時代にある罪を犯し、長い刑期を終えて社会復帰を果たした青年が辿る悲劇を、
巧みな演出で衝撃的に描き出した問題作。
かつて“少年A”と呼ばれた青年は24歳となり刑務所から出所した。
“ジャック”という新しい名前を与えられ、過去を隠して新しい生活を始める。
ジャックは大人になってから初めて体験する外の世界に戸惑いつつも、
ソーシャルワーカー、テリーのサポートを受けながら、少しずつ社会に溶け込んでいく。
職場では親しい仲間も出来、やがて人生初めての恋も経験するジャックだったが…。
(TSUTAYAより)
とても重くて難しいテーマ・・・
”BOY A” つまり ”少年A”
十代で罪を犯し、刑期を終えて新しい人生を踏み出そうとする青年の話です
ジャックと名前を変え、仕事も順調、友人も彼女も出来て
うまくいってるかのように見えましたが
思いがけない人物から 彼の過去が暴かれてしまいます
その後、彼の生活は一変し、ラストは・・・・
刑期を終えたのだから、更生し幸せになる権利はあるのでしょう・・法律上は。
彼の犯罪行為の全てが描かれていないので、
ある程度の想像力を働かせる必要はあるし、
劣悪な家庭環境、いじめ、狂暴な友人・・・それらを加味したとしても
彼が犯した罪を消すことはできない・・
彼が幸せな時間を増やしていけばいくほど、私の心はザワザワしたのでした
そして、この映画を観ていると、
観客は彼のキャラクターに、少しずつ同情し始める気がするのです
多分それは 主演の アンドリュー・ガーフィールド の演技力
ビクビクしながら 絶対にそんなことをするようには見えない繊細な青年を
とてもうまく表現しています
うちのパパさんに この映画の話をちょっと興奮しながら(自分ではそう思ってないのだけど)話したら
これは映画なのだから、誰の立場にもならないで
フラットな気持ちで観ないといけない と冷静に言われました
私は、どうしても被害者の家族の気持ちになり、
絶対に許せない、って思ってしまったのですよね
でもパパは、法によって捌かれ、刑期を終えたのだから 更生を見守るのが普通でしょ、と・・
多分、観終わった後、 そういうやりとりが生まれることが
この映画が作られた意義なのかもしれません
ソーシャルワーカーに ピーター・ミュラン
監督は ジョン・クローリー
・・いや・・・例えば正当防衛とか、父親からのDVから逃れるために・・
みたいなことであれば、私も彼に寄り添えたかもしれない
でもやっぱり私は どうしても被害者の家族のことを考えてしまうのです
2023-7
ああ、しんど・・という映画だったんだ
だからプレビューの間も心がざわついて・・
それでpenを持ったまま
時間がドンドン過ぎる
平静に観るには
なかなか難しい映画も有るよね
映画でhappyという程の貴女だから
其其に造詣が深くて・・
その度に、”良い葛藤”を経験しているんだ
今朝は4時に起きてしまいました
やることをして又だったんだけど・・
ええ~い!!!!とばかり
今日も寒い予報
寒さ嫌いさんも
もうひと踏ん張りの日々
私も被害者側に立ってしまいます。
なので弁護士にはなれないな!と思う☜端から 能力ない😅
でも 日本は、加害者側が守られ過ぎだといつも思ってしまうのですーー。
本当に驚きですねぇ~
こうしてみた感想を表現できるって
すばらしいことですよ!
記事を読んだだけでこの世界へと飛び見したいものですねぇ~
いつもありがとうございます。
重い映画ですね。
まずアンドリュー・ガーフィールドが
こういう役をやるのにびっくりです。
彼にはアメイジングスパイダーマンの
印象が強くて…繊細でおどおどした
こういう役もできるんだ~って感じです。
パパさんのおっしゃる通りフラットな気持ちで
とは思いますが…どうしても被害者やその家族に
気持ちが入るのもわかる気がします。
罪を犯してもそれを償って更生する権利も
少年Aにはあるでしょうが…償っても
取り返せない事許されない事はありますよね。
加害者と被害者…どちらにも生きる権利が
あるのだから…とは思いますが…
私も被害者の味方・・
感情的にはそうなりますね。
でも、イザ自分の身内にジャックの様な子が居たらどうなんだろう😓
色んなことを考えてしまいます。
ジュリアさんの解説が素晴らしいので映画を見なくても何だか目の前に見えそうな・・
何時も感想が言葉に出来ずに読むだけでゴメンナサイ(o_ _)o
すごく色々と考えさせられる作品でした
でも、こういうことって実際にあるわけだし
少年Aですぐ浮かぶ恐ろしい日本の犯罪も・・・
この映画は実話ではないですが、
誰の目線で観るかで感想は変わってきますね
私は映画を観るときに、やっぱり自然と
その中の誰かと自分を重ね合わせてしまいます
だから尚更楽しい映画は楽しく
辛い映画は辛く・・・ってなるんですよね
でも、それは私だけではないかと・・
実は今日は一つ勘違いしたことがあって・・
それはまたそちらで 苦笑
まんぼさん いつもありがとうございます
難しい問題ですよね・・・
その犯罪が起きてしまった経緯や状況・・・
全てはそこなのかな、って
私も被害者側の家族の気持ちになってしまいます
でももし、自分が加害者の家族になったら・・
同じことを言えるのかとも
映画は色々と考える時間をくれますね
けいこさん いつもありがとうございます
映画は好きなのですが
こうやって感想を書くのはとってもとっても難しいです
気持ち一つとっても ちょっとした書き方で
そのニュアンスがちゃんと伝えられないこともあり・・
語彙が元々少ないし、表現力がないので
自分でイライラしながら書いています
でも、備忘録として、この場は大切なので
これからも拙いレビューですが
お付き合いくださいませ
蛍さん いつもありがとうございます
励みになります
そう!そうなんです!
アンドリュー・ガーフィールドっていえば
最近はスパイダーマンに出てる彼の印象・・・
でも、この作品での彼は別人でした
こんなに上手な俳優さんなんだ、って
改めて思い知りましたよ~
文中に書いたように、
犯した罪の背景に同情できるかどうか
でしょうかね
日本でも 少年Aで思い浮かぶ事件がありましたよね
ああいうのは絶対に加害者側には付けない・・
本当に難しいです
mikaさん いつもありがとうございます
すごくよくわかります
私もニュースで怖い犯罪を聞く度に
もし、うちの息子だったら・・って
考えてしまいます
加害者の親はいったいどんな気持ちなんだろうと
でも、もしそんなことが起きたら
私はやっぱり息子にきちんと罪を償って欲しいし
どんな刑でも受け入れるしかないと・・
他人事だから言えるのかもしれませんが
でも、こういう話をするだけでも
この映画の意味ってあるのかなあと思います
レオさん、ありがとうございます
こうやって記事を読んでくれるだけで
私はとっても嬉しいです