今日のシネマ
2000年 スウェーデン/デンマーク/イタリア
映画のタイトル&DVDのジャケットの雰囲気から感じるイメージとは
全く雰囲気の異なる内容だと思った方がいいです。
和気藹々とした ”ほんわかハートフルなストーリー” を想像すると 思いっきり裏切られます。
1975年、スウェーデン。
ある日、幼い姉弟エヴァとステファンの両親が大喧嘩を始めてしまう。
やがて母は姉弟を連れて家を出ると、彼女の兄のもとへと向かった。
そこは“Together”と呼ばれるコミューンだった。
ここに暮らす人々は、女でありながら男も女も好きなアンナ、政治に執心なエリック、フリーラブを掲げるレナなど奇矯な面々。
そんな彼らに始めは馴染めずにいたエヴァとステファンだったが、彼らの自由な生き方に触れるうち、徐々に打ち解けていく。
そしてある冬の夜、改心した父が独り母を迎えにやって来た。 (TSUTAYAより)
とにかく なんなんだこれは! ってくらい 個性的な人が出てきて
しかも一緒に暮らしてる。
隣は何をする人ぞ・・・・ちょっと人間不信にもなりかけている現代の日本では
こういう共同体での生活、ちょっと想像しづらいけど
でもね・・ ストーリーが進むうちに
『やっぱり人って 一人じゃ生きていけないんだよ。』 って
当たり前のことに気付かされる。
違う物差しを持った人間が集まっても
反発しながら 自然と周りを見つめる力がついてくる。
そして実は、集団の中にいるからこそ 自分が見えてくるってことなんだよね。
ラストシーンで そんな当たり前のことに気が付いた人は まだ大丈夫。 (笑)
たとえ共同でも自由に振舞えればとっても楽しい生活になるのかもしれないですね?
う~ん、確かに・・・。
ただ、それがないとうまくいかないって面もあるのよね。
そうやって考えると
共同生活って かなり高度な技だなぁ・・・(笑)