いよいよ卒業の日がやってきました。
この1週間、息子は不安が強く、落ち着かない日々を過ごしていました。
それでも、授業を休んだのは月曜日だけで、火、水、木と始業時間までに登校することが出来ました。
そして今日、いつもの通り玄関でハイタッチし、不安な時のハグをぎゅっとしてから、
「行ってらっしゃい!」
学校へと送り出すその瞬間でした。
息子がぼそっと、
「ありがとう。」
と。。。
小学校へと送り出す最後の日に、息子からの一言。
玄関のドアが閉まるや否や、私は号泣です。
急いで卒業式に行く支度をしなければならないのに、涙が止まりません。
泣いて、泣いて、泣いて、受付の時間ぎりぎりに学校へと向かいました。
昨日までの春の陽気が嘘のような土砂降りの雨、そして、寒の戻り・・・。
傘を差し、学校へ向かう途中もうるうると涙が溢れてくる私は、この大雨のお陰で誰にも不審に思われずにすみました。
卒業式が始まる前に15分程、息子達が1年生のときからの行事の写真が映像で流されました。
そんなのを見せられたら、もう涙が止まらなくなるじゃないですか!
一つ一つの行事に、心配して、悩んで、乗り越えて・・・。
その繰り返しの中で、息子はここまで大きく成長しました。
よく頑張った!!
学校に通うことがしんどい時もあったけれど、息子が温かく育まれてきたこの6年間、先生方や友達に感謝せずにはいられません。
6年生の全ての行事には、100人の児童全員が参加。
その中の一人として、息子の姿もたくさん映されていました。
卒業証書授与や校長先生、来賓の方々のあいさつの後、「よろこびの言葉」というプログラムがあり、卒業生と在校生代表の5年生とで音楽劇さながらの言葉と歌の掛け合いが35分にわたって繰り広げられました。
旅立ちの歌、それを見送る歌、想い出の歌、誓いの歌、そして校歌。
それは、小学校最高学年の誇りと責任の継承の儀式のようでもありました。
卒業式と最後の学級活動が終わると、大雨のため、校門までの花道の代わりに階段から体育館までの廊下に花道を作り、卒業生を送り出しました。
その後、体育館で、色紙で作られた大きな桜の木をバックに、友達や先生と並んだ息子の写真を撮りました。
そこかしこに笑顔が溢れています。
「中学校でもよろしくね~!」
たくさんのママさん達とも言葉を交わし、小学校を後にしました。