やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

10分だけのカウンセリング

2018年03月31日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

26日に、息子のメンタルクリニックに行ってきました。

カウンセリングの先生が3月いっぱいでクリニックを辞められることもあり、息子のカウンセリングの前に少しだけお時間をとってもらいました。

 

卒業式の1週間前ぐらいから、また不安が強くなってしまったこと、

春休みに入って少し落ち着いたようで、中学のサッカー部で頑張れるように毎日トレーニングをしていること、

トレーニングで思うようにタイムや回数が伸びないと、気持ちが不安定になってしまうこと、

もし、サッカー部でうまくいかなかったときに、息子が中学校に通い続けることが出来るだろうかと、私が不安に思っていること、

などをお話しました。

 

息子のカウンセリングの時間をとらないように「10分だけ」と私の中で決めていたので、わずかな時間しかありませんでしたが、心理士の先生からお話が聞けて良かったです。

 

先生は、私の話を聞いてくださった上で、

「〇〇君は、年齢のわりに自分のことを理解していて、『こうした方がいい』ということもよく分かっています。

その上で、自分の気持ちをコントロール出来ないことがあります。

それは、大人でも難しいことですし、なおかつ、0か100かで考えてしまう特性を持っている子は、周りの人が、『これだけ出来るようになったね』と、声かけをしたりして、『全然できない』という意識を『こんなに出来ている』に変えてあげることが必要です。

〇〇君は、徐々にそれが分かりつつあると思います。

それに、調子が悪くなってもこんなに短期間で落ち着いてきたことは、回復力がついているということだと思います。」

と。

 

ついつい調子が悪くなると、「また調子が悪くなってしまった」と、気持ちが沈んでしまいがちですが、息子は、良くなったり悪くなったりのゆらぎの中で確実に成長しているようです。

とりわけ、「年齢のわりに自分のことを理解している」と、言われたことにはびっくりしました。

広汎性発達障害の診断を受けた小学2年生の頃は、「自我が発達していなくて、自分のことが分かっていない」と言われましたので。

 

「中学生になられ、お母さんも心配なこととは思いますが、後任の先生に〇〇君のことはしっかり引き継いでおきますので、安心してください。」

と、言われ、息子と交代しました。

 

さて、児童精神科の先生の診察では、春休みで息子の状態が落ち着いてきていることもあり、中学生活が始まっての様子を見てから薬の調整をすることになりました。

 

今回も、「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)」の処方。

次の診察は、カウンセリングの先生が代わることもあり、6週間後となりました。

 

たった10分ぐらいのカウンセリング(?)でしたが、効果があるものですね。

不安で見えなくなりがちなことが、先生が言葉にして承認してくれたことで、「やっぱり息子は成長していたんだ」と、確信を持てました。

それは、「いいよ、いいよ!」と言ってくださっているようでもあり、不安だった私の心をす~っと軽くしてくれた気がします。

 

残念ながら、この先生ともお別れです。

次の先生も、息子や私にとって良い先生でありますように・・・。