やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

通信制高校の個別相談会に行く

2021年08月04日 | 日記(息子・高校生)

夏休みに入りました。

 

不登校気味の息子も、登校するかしないか悩まなくていいのですが、それでも不安はなくならないようです。

「何をしたらいいか分からん。」

「落ち着かへん・・・。」

と、ぐるぐるぐるぐる部屋の中を歩き回っています。

 

先週、成績表と夏休みの宿題を息子が自分で学校に取りに行ってきました。

出席しなければならない日数が71日中、欠席は23日で、ぎりぎり3分の1以内をクリアしていますが、1~2時間ぐらいの保健室登校が多いため欠課が嵩んでいます。

でも、これが息子の精一杯であることに変わりはありません。

 

2日、息子と一緒にとある通信制高校の個別相談会に行ってきました。

片道1時間ちょっとで、乗り換えなしで急行一本、駅から10分ぐらいのところにあって、比較的通いやすい所だと思います。

ビルの6階がキャンパスになっていて、学校というより塾のような感じでした。

 

夏休みで授業はないのですが、分からないところを聞きに来たり、課題をやり切るために来ている生徒さんが6人程いました。

基本は、タブレットを使って課題を提出するようです。

 

キャンパス長と1時間ぐらいお話をする中で、息子の思いを聞くことが出来ました。

 

みんなと何かがずれているような感じがして、勉強でも人との接し方でもどうすればいいのかよく分からない。

あまり深く考えない方がいいと思っているけど、考えてしまって、それだけで疲れてしまう。

学校に合わせて勉強するより、通信制で勉強をする方が自分に合っているとは思うけど、せっかく中学のときにお世話になった先輩と一緒にサッカーが出来る環境なので、行けないのはもったいない。

行けるものなら今の高校に行きたい。

勉強したいし、友達と一緒に過ごしたい。

 

「本人が行きたいと思って選んだ高校なので、高校の先生方も出来る限りのサポートはすると言ってくださっています。

それに、今の高校の学費に対する大阪府の就学支援金が10月1日まで在籍していないと出ないこともあって、今すぐ転校とかは考えていません。

ただ、無理して通わなくても、通信制の学校に転校することが出来るということを知っておいてほしくて、一緒に話を聞きに来ました。」

 

「お母さんは、実際に話を聞かれて、どう思われましたか?」

 

「全日制の高校はしんどいかもしれないと思っていました。

ただ、完全に通信で勉強するよりは、週に何日かでも学校へ行って、誰かとコミュニケーションを取りながら社会性みたいなものを身に付けてほしいと思っています。

けれど、まず、通えるのかな?と。

学校に来て、ここが自分の居場所みたいに思えたら、通えるようになるのかもしれないけど、ここに通うことが大変だなぁというのが感想です。」

 

「学校へ通うことが難しかったという子が、このキャンパスにもたくさん通っています。

行事だったり、サークル活動だったりで、気の合う友達が見つかって、一緒に勉強し合うようになった子もいます。

今は夏休み中ですが、サークル活動や学校外から講師を招いての授業がありますので、一度体験にいらしてください。」

 

部屋には、セレッソ大阪に在籍していた香川選手や柿谷選手のサインが入ったユニフォームが飾られていました。

この学校の卒業生だそうです。

 

フットサルサークルがあるそうですが、最近は体育館がコロナのワクチン接種のために予約がとれなくて、月に1~2度ぐらいしか活動していないそうです。

 

さて、息子はどう感じたのか・・・。

 

比較的通いやすい。

サッカーで誰かと繋がれるかも。

そう思っての提案です。

 

年間の学費は、通信制のみだと34万円。

週に1~2日通うコースで60万円。

標準コースの週に1~5日だと77万円。

進学コースや特化コースだと90万円以上。

(このうち、国の就学支援で授業料の全額の25万円(うちの世帯収入の場合)が戻ってくるそうですが、学費ではない指導料や施設費等が結構かかりますね!)

 

息子が安心して学べるように・・・。

 

出来ることは何でもしてあげたい。

その上で、まだまだ時間が必要なのかもしれないと、自分に言い聞かせています。