やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

Lineのトラブルと適応障害・・・5

2018年12月30日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

20日、朝起きてきた息子はぐったり。

前日のことがあるので無理もありません。

 

授業を受けるどころではなく、12時半からのスマホの件の話し合いもどうかと心配しましたが、

「無理やりにでも連れて行って。」

と、息子が言うので、昼から学校へと連れて行きました。

 

途中で息子の容態が悪くなってはいけないので、保健室をカーテンで区切った、姿は見えないけど声は聞こえるという場所で私は待機していました。

先生方は、息子のために、和やかで落ち着いた雰囲気の中、とても分かりやすく丁寧に話を進めてくださいました。

 

学年主任の先生も、息子のLineを見ることになってしまったことを「すまなかった」と詫びてくださり、その中で写真や悪口のやり取りが見つかったことを、

「まず、『やばっ!』と、思った。それから、『良かった!』とも思ったんや。」

と、率直に息子に伝えていました。

 

SNSのトラブルやそれによるリスク、実際に本校の生徒が連れ去られそうになって警察と共に対応することになった事件や、単なる悪ふざけが就職を取り消されて一生を台無しにしてしまいかねなくなった例や、スクリーンショットを使ったLineのやりとりで仲間関係がおかしくなった例まで、スマホは使い方を間違えれば、誰もが簡単に加害者にも被害者にもなってしまうという話をしてくださいました

 

その上で、「やばい」動画が送られてきたときの対処法や、「これっていじめちゃう?」と思うようなことがあって、自分達で対処することが難しいと思ったときは、迷わず大人に相談することが、「ちくり」などではなく、被害者だけでなく加害者も助けることになることを話してくださっていました。

 

そうして、

「こういう話をすることが出来て、きっと〇〇は、『こんなことは絶対にやめとこう』って思ってくれてると思う。

〇〇だけでなく、△△中学の全生徒に、絶対にバカな失敗をして人生を台無しにしてほしくないし、中学生の間だけでなく将来も幸せになってほしいと、先生達は願ってる。

だから、今、見つけることが出来て、本当に良かったって思ってるんや。」

と。

 

夏休みの終わりにスマホを与える前に、親子で本を読んだり話し合いをしたりして、スマホの使い方やリスクを勉強したつもりでした。

実際にスマホを使うようになると、友達とのやり取りの中で、「これぐらいはいけるんや」「みんなやってることや」と、どんどんエスカレートしてしまったようです

なので、こういう機会に勉強出来たことは、これからもスマホを使い続けることになる息子にとってはとても良かったと思っています。

 

また、自閉症スペクトラム特有のコミュニケーション上の誤解や、グループ内で分かっているはずのルールが分かっていなかったりということもあったようです。

息子の話を聞く中で、「こういうことが分かっていなかった」「こういうことが負担になっていた」と先生方に分かっていただけたことも大きな成果でした。

 

気が付けば2時間半が過ぎ、メンタルクリニックへと向かわなくてはならないため、明日の部活の前に動画を拡散させてしまったLineグループの先輩達やサッカー部の顧問の先生に謝る機会を作ってくださることになり、話し合いを終了しました。

 

病院では、この日のカウンセリングに限り、息子45分、私も45分と、私のケアにも時間をとってくださいました。

私の前に行った息子のカウンセリングで、学校で話し合いが出来たことで息子自身もほっとしているし、自信にもなっているとことがうかがえると、先生は言われました。

息子の話から、学校の先生方が作っている温かな雰囲気も伝わってきたそうです。

 

息子の調子が悪くて、学校に連れて行ってもいいのかと迷いましたが、

「行って良かったですね。」

と、先生に言われ、ほっとしました。

 

「お母さんが一番心配になっていることは何ですか?」

と、聞かれ、

「適応障害になってしまった息子のいわゆる普通でない状態にびっくりして、またショックでどうしたらいいか分からなくて・・・。

どうしてあげればいいんだろう?

もっと私の対処の仕方がよければ、〇〇が楽になれるんじゃないかなって思うんですけど、それが分からないんです。」

 

「そういうときに、お母さんはどうされているんですか?」

 

「『ぎゅっとして』って言ってきたときには、ぎゅっとしてあげたり、背中をさすってあげたり、手をぎゅっと握ってあげたり。

『だいじょうぶやで。必ずよくなるで。』って声をかけたり。

ふらふら暴れてもがいているときは、ただ見守っているだけです。」

 

「お母さんは、充分寄り添われていると思いますよ。

〇〇君にもちゃんと伝わっています。

それでいいと思います。」

 

これでいいんだ・・・。

ただそう思えるだけで、本当になんだか楽になった気がしました。

 

続く児童精神科の先生の診察では、

「薬のせいかどうかは分からないのですが、クロチアゼパムを2時、6時、8時と立て続けに飲んで、しかも8時は夕食後の薬を飲んですぐだったのですが、パニックというかものすごく調子が悪くなってしまいました。

薬を飲むのは何時間以上間隔が必要とか、夕食後の薬と一緒に飲んではいけないとかありますか?」

と、聞いてみました。

 

「ありません。

ストレスが強かったのではと思われます。

クロチアゼパムは弱い薬なので、中ぐらいの薬に変えられますか?」

 

すでにたくさんの薬を飲んでいるので、また薬を強くするのはなんだか抵抗があります。

「スマホの一件が解決しそうなので、それが解決すればストレスも少なくなるかなと思うのですが・・・。」

 

「そうですね。

では、不穏時に飲むリスパダールをお出ししましょうか。

寝る前に飲んでいる、心を落ち着かせる薬です。」

 

「落ち着かない時に飲む液体の薬もまだ家に残っていますが。」

 

「じゃあ、錠剤をお出ししますので効きを比べてみてください。」

 

「リスパダールOD錠0.5mg(1錠+不穏時用に1錠)と、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)」が処方されることにないました。

正月休みをはさみ、カウンセリングの予約が1月12日しかとれなかったため、次の診察の予約は23日後となりました。

 


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